湖南、江西、福建省旅行記-6







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11日目)福州→上海 

 高速鉄道「福州南」駅は郊外にあるというので、タクシーで30分位を 見込みホテルを出発。ところが市内は慢性的な渋滞、郊外の駅付近は 地下鉄の工事中。結果的に45分もかかりぎりぎりで間に合う。

かつて山東省の「済南西」駅も郊外の原野にあり、45分もかかった。 高鉄の新駅は、空港と同じく郊外の何もない所に造るので要注意。

「温州」から「寧波」までは、高鉄の新軌道。ここは沿岸部だけれども 小山が連続しており、人口も少ないので在来線が無かった。

 従って高鉄はトンネルと高架橋の連続。以前温州付近の高架橋で 列車衝突事故があり、車両を直ちに埋めてしまった場所。


紅焼牛肉套飯 豪華な夕飯



 車内ではお湯の無料サービスがあるため、大きなカップ麺を 食べる人が多い。我々は、食べ残した汁や容器の処理が気になるのだが。  お昼頃食堂車に行き、「紅焼牛肉套飯」を食べた。1種類しかない弁当だ。

 「寧波」、「紹興」、「杭州」などの大きな駅では、高鉄とはいえ10分位 停車。日本の新幹線の30秒停車とは大違い。

 7時間以上の乗車のため、じっくり読書ができた。終点の「上海虹橋」駅は、 「北京西」駅と並び中国有数の巨大ターミナル駅。 地下鉄2号線に乗換え予約してあるホテルへ。

 夕飯はお馴染みの魚唐揚、海老とピーマン炒め、チンゲン菜炒め、ご飯、スープで 44元(約750円)と久しぶりに豪華だ。








12日目)上海→名古屋→自宅 

  地下鉄2号線「静安寺」で乗車し、「広三」で乗換え、「上海浦東国際機場」着。 フライトの1時間15分前。広い空港、大勢の乗客、厳重なチェック。とても間に合わない。

 発券カウンター、安全検査、出国手続き、割込みで特急処理あるいは特別通路を通してもらった。

 やはり巨大空港である「北京首都」と「上海浦東」国際空港では、フライト 3時間前に空港到着が必要だと、身を持って痛感した。

 各国主要国際空港の「定時運行率」指標によると、この2つの 空港は、ワースト1,2位だそうだ。北京では既に4番目の新空港建設中。

 上海、名古屋間は、2時間10分と短くて楽だ。乗客の9割が中国人と思われる。 「円安元高」の恩恵もあるのか。




張家界・日産ショールーム 張家界昌悦酒店

 張家界市内の日産ショールームは、衝撃的だった。破壊された らしく、内部はかたつけられており照明もなく、無人の店舗で 外側の大きなガラスだけが新調されていた。  



長沙・岳麓山・毛首席? 長沙・岳麓山

 「長沙」といえは毛沢東首席。長沙の南、韶山の出身。あちこちで  毛首席像や、ゆかりのものを見かける。




南昌・八一紀念館・周恩来像 九江・長江・砂運搬船

 

蘆山風景区・林道 蘆山風景区・蘆村湖


今回の旅のまとめ

1)3つの世界遺産
 張家界郊外の「武陵源」、九江郊外の「蘆山」、そして「武夷山」の3箇所を 訪れた。ほぼ満足であったが、「武陵源」では雨や霧という悪天候、 「武夷山」では、当初1日観光の予定が半日になり、一部しか見られなく 残念であった。

2)急激な「円安」
 1元=17円にもなり、昨年同月には1元=12,5円だったので、なんと36%も元が高くなった。  これは、費用をできるだけきりつめて「格安の独り旅」をする者には痛い。  航空会社の燃油サーチャージも上がり、今後は旅を控えなければならないか。

  旅の途中でお世話になった中国の皆さんに感謝しつつ、これで終了。ありがとうございました。











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