河北、河南、山西省旅行記-1




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はじめに

 初秋に中国華北地方の石家荘、洛陽、登封、安陽、太原、平遥、五台、そして大同の8都市を訪れたときの独り旅日記である。






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1日目)自宅→羽田→北京→石家荘

石家荘駅 高速鉄道1等個室

 30分遅れで、「北京首都国際空港第3ターミナル」に着陸。入国審査は、珍しくガラガラ。ターミナルビルの2Fから直接「機場快軌」(エアポートエクスプレス)に乗れる。近くて便利だ。 市内に向かうには、第2ターミナル経由なので、10分余計にかかる。それでも乗車時間35分、25元(約310円)だ。

 北京市内の「東直門」で地下鉄2号線に乗換え、「建国門」へ。さらに1号線に乗換え「軍事博物館」で下車。 シャトルバスで「北京西」駅へ。大変な混雑。ここまで90分。予定通り。北京西駅は、まだ地下鉄の接続が無いので不便だ。

 高速鉄道、石家荘行き、思い切って1等切符を購入。98元(約1,200円)、所要時間2時間20分。中国人は身分証明書番号を、外国人は、パスポート番号を切符に印字。 今や全ての鉄道切符に適用。煩雑だ。

 初めての1等列車。3列の豪華シートが対面になっており、6人用の個室だ。私1人きりなので落ち着く。 ただし、隣の部屋の話し声が聞こえる。中国人は一般に大声だ。在来軌道を走っているので、高速鉄道の中では速度は遅い。 途中駅で降りるかどうか、車掌が確認に来る。これも中国ではよくあることだ。定刻に石家荘駅に着き、ホテルへ。

「環球時報」の夕刊トップに「島の国有化に強く抗議」とある。2012年9月10日日本政府は、尖閣諸島(中国名釣魚島)を国有化したのだ。  怒りに満ちた論調に多少不安になってきた。  信州から、羽田、北京経由で石家荘まで1日で来るのは、やはり疲れる。





2日目)石家荘⇔正定寺 

石家荘駅に行き、3日目の「洛陽」行き切符を求めたが無し。やはり始発駅でない長距離切符は、 1日前では無理だ。この駅ではLED表示で空席状況を表示していないので、1時間近く並んでがっかり。しかしこれも予想はしていたのだが。





正定寺廟群・興隆寺1 正定寺廟群・興隆寺2


興隆寺3 興隆寺4

  市内バスで郊外にある正定寺廟群へ行く。50分も乗ってたったの2元(約25円)。公共交通機関は驚くほど安い。  「正定」は1,600年以上の歴史を持つ町並みで古くは「常州」と呼ばれていた。  最大規模の「興隆寺」へ歩いて行く。







3日目)石家荘→洛陽 

石家荘バスターミナル 洛陽行きバス


 石家荘総合バスターミナルから、「洛陽」行きに乗る。152元(約1,900円)、所要時間7時間。  30人乗りの中型バスで、550キロと長距離のため運転手2人、車掌もいる。

 中国大陸を南北に走る「北京、香港、アモイ公路」の幹線高速道路のため、平坦でまっすぐ。  車窓からは、広大な畑のみ見える。途中「黄河」を渡ったが、やはり水量が少ない。






黄河 洛陽駅

 バス車内では、携帯音楽プレーヤーでクラシックを聞きながら、読書をしていたので長時間でも 退屈せず。

 洛陽に到着後、早速洛陽駅に行き、明後日の「安陽」行き切符を求めたが、やはり空席が無い。  長距離切符は、直前では入手できにくいことは想定内。








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