2. all' roverscio
反行形によるカノン
定旋律の反行形によるカノンです。反行形になっただけで、
カノンとしての性質は、実質第1カノンと変わりありません。
楽譜は次のように謎カノンとして記載されています。
これは、第1カノン同様以下のように解決されます。
これまた明確な終点は示されておらず、
曲の終了は演奏者に任されています。
なお、このカノンは第1カノンを転回対位法によって
上下転回したものと考えることも出来ます。
というのも、第10カノンにおいては明らかに転回対位法が
用いられているので、この曲でも意識していたのかもしれません。
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