過去の学校だより

令和6年度 拓道塾 「南信州の歴史…宗良親王と松尾多勢子」


諏訪と結びつきの深い宗良親王と松尾多勢子を訪ねて 南信州の歴史と史跡を巡る
 勤王家であった渡辺家のルーツは南北朝時代に宗良親王に仕えたことで知られる。親王は南信州の大河原に長く滞在して東日本各地を転戦し、諏訪においては東堀の正八幡宮(通称:柴宮)に何度か滞在して南朝勢力の伸長を目指した。諏訪の武士たちは親王の掲げた御旗の下に従軍した。東堀の正八幡宮にはそれを記念する彫刻がほどこされ、社殿には菊の紋章が掲げられている(岡谷市長地柴宮、1741年再建)。渡名千秋と国武は幼少より国学を学び、勤王の精神を高めた。また、幕末から維新期に国学の巣窟であった伊那谷と京都を行き来して活躍したのは松尾多勢子(たせこ)である。千秋、国武も多勢子と親交があった。

 国学や和歌をとおして親王と多勢子、ふたりの生涯を振り返り、南北朝と明治維新のあいだにある歴史のつながりを再認識しながら、南信州の歴史を探訪しました。




2024年10月12日 大鹿村、豊丘村を訪問し現地見学会をおこないました

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