04「染付けと絵付け」

染付けは素地の上に描くのでややくすみ、ぼやけています。その後に釉薬を掛けて焼かれるので表面がツルツルです、何度も筆入れできるので濃淡表現ができます。

その後に透明釉薬を被るので何度洗ってもこすっても、色が落ちる事がありません。透明釉薬の層を厚くする事で白発色が高まりますが白磁は青みを帯びます。焼き入れ前の素地に描くか、素焼き後に描くかでも風合いが違ってきます。


●絵付けは焼き入れ後の表面に筆入れしていくので色ムラ表現にとどまるが鮮やかな発色になる。衝撃に弱く、表面は絵の具の表面張力によりゴツゴツしています。
絵付けの上に透明釉薬を被り焼成する器もあります、濃淡表現が難しいので点描による濃淡の妙は味わい深いです。

●青は五色の中でもとても重要な色なので●染付けの「青」●絵付けの「青」の2色が存在する器もあります。