03「釜と焼き入れ温度」

釜には本薪釜・電気釜・ガス釜があります。
1酸化焼成〜空気多〜青白炎〜温度高
2還元焼成〜空気少〜赤黒炎〜温度中高

陶器は1,2両方使い、磁器の殆どは2です。柿右衛門釜の赤い炎が見えます、白磁釉薬は1酸化焼成環境下では白色が鈍く、くすみ黄色がかってしまいます。

白磁の殆どが2還元焼成です。量産品には青釉薬の微量配合、白釉薬層のぶ厚さによる青がかりが見られます。

●800°〜陶器〜Earthenwareアースンウェア

●1200〜1400°b器〜Stonewareストーンウェア
Jasper Wedgwood、常滑、信楽、萩、益子、天目作品

●1400°〜磁器〜Porcelainポーセリン

●1400°〜灰骨磁器〜BoneChina
鳴海製陶、ニッコー、大蔵陶園、ノリタケなど

白陶土は産地以外では入手できないので18世紀のロンドンで牛の骨で代用したのがBoneChina。骨のボーン。中国で生まれたボーンと勘違いしている人もいますね。天渕の化粧仕上げには絵付け、磨き、金、銀、錫、真鍮の金属の薄板輪、(覆輪と呼ぶ)があり、稀に漆に金砂、銀砂があります。