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ちょっとよりみち:福島宿 |
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崖家造りの家並み。 帰りは新地蔵トンネルを通って木曽福島へ出ました。 ここには美味しい栗菓子があるという事で、買い物による事になりました。 入口の福島関所の紅葉を横目に見て、お目当てのお菓子屋さんのある本町へと向かいます。 福島宿は第20回の時に立ち寄りましたが、入口のあたりだけの見学でしたので、 皆さんが買い物の間このあたりを暫し散策してみました。 お目当ての店は田ぐちさん、栗子餅がお薦めだそうです。 店はなかなかの賑わいです。 |
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このあたは小路が多いそうで、ちょっと覗いてみました。 木曽川親水公園。 足湯が有りました。 木の蓋を開けて、先生はさっそく足湯につかって居られました。 |
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行人橋。 この橋は、福島宿と三尾・黒沢・王滝へと繋がる橋で、戦国時代から有った橋だそうです。 御嶽街道の起点でもあり、修験者はこの橋を渡り対岸の権現滝で身を清めて入山したのだそうです。 |
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日照山徳音寺:臨済宗妙心寺派 |
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今日の最後の訪問先は、宮ノ越にある徳音寺です。 当初は、義仲館を見学する予定でしたが、近くに義仲の菩提寺となるお寺があるということで、 そちらを訪問する事になりました。 宮ノ越は第20回の木曽路の旅の時よる予定でしたが、時間が無くバスの中から先生の説明を聞いて、通過した所です。 義仲は、武蔵国に生まれたそうですが、一族の争いで木曽に逃げ、 木曽の豪族・中原兼遠の庇護のもとで育ったそうです。 一時は、下諏訪大祝・金刺氏のもとで修業した事もあるそうです。 ここ徳音寺は、義仲が母・小枝御前の菩提所、平家追討の祈願所として柏原寺として開基したものだそうで、 山吹山の麓に有ったそうです。 義仲か宇治川の戦いで敗れ、琵琶湖湖畔の粟津で最後を迎えた後で、 義仲の軍師でもあり、祐筆を務めた太夫坊覚明上人が、義仲を徳音寺殿義山宣公大居士と贈り名し、 寺名も徳音寺として義仲の菩提所としたのだそうです。 |
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山門は鐘楼門。 江戸時代中期になつて、尾張藩・犬山城主・成瀬隼人正藤原正幸の御母堂が施主となり、 大和流・狩戸弥弥兵衛久正が建立したもので、組物は唐様でまだ質素なものです。 晩秋の暮六つに響く徳音寺の晩鐘は、木曽八景の一つとして中山道の旅人にも親しまれてきたそうです。 ちなみに木曽八景としては、・駒岳の夕照・御嶽の暮雪・上松の桟の朝霧・寝覚の夜雨・ 風越の晴嵐・小野の瀑布・与川の秋月をいうそうです。 |
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木曽家が散乱し一時は寺も衰退したそうですが、安土桃山時代になつて、 大安和尚が臨済宗の寺として再興したそうですが、二度の水害に合って、 江戸時代中期になつてこの地に移って来たのだそうです。 建物もその時のものだそうです。 本堂前には、化粧直しも済んだちょっと不釣り合いな巴御前の像が建っていました。 |
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木曽義仲公霊廟。 当初は薬師堂として建造されたものだそうですが、 天保年間になって義仲公像を安置して霊廟としたものだそうです。 現在安置されている義仲公像は、昭和50年に彫刻家で碌山美術館の創建にも尽力した、 東京美術学校助教授・笹村草家人氏の作品だそうです。 |
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霊廟を右に曲がり、一段上がった所に義仲公の墓はありました。 義仲公の墓の向かって左が巴御前、右が小枝御前の墓だそうです。 義仲公の墓は3っ有るそうで、粟津の無名庵にほうむられたものを近江守護の佐々木氏が大津にに再建した義仲寺、 巴御前が持ち帰った遺髪が納められたという隣・福島宿の興禅寺、そしてここ徳音寺だそうです。 境内には、色んな植物がありました。 そこで、さっそく先生の自然観察教室の開講です。 フシグロセンノウとしで 諏訪では夏の花ですが、まだ咲いていました、寒いので遅れているのかな。 イブキボウフウとフユノハナワラビ。 夏のハナワラビもあるそうです。 シャジン。 日本スズランとナルコユリの実。 日本スズランは実の下の方が残っているが、 ドイツスズランは先の方に残っているそうです。 スズランは君影草とも言われるそうです。 入笠スズラン公園の花はドイツスズラン、入笠湿原の花は日本スズランだそうです。 |
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山門には、中部四十九薬師二十二番札所の新しい看板と、木曽七福神毘沙門天霊場の古い看板がかかっていました。 そこで、巴御前と毘沙門天にまつわる話を会長さんにしていただきました。 山門のすぐ下に、弓道場がありました。 その名も木曽義仲弓道場。 今は町営ですが、元は御住職が個人で建てられたものだとか。 ちょうど、人が出てこられたので、弓を引く様子を見せていただきました。 皆さん中々の腕前の様でした。 |
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近くの義仲館は、時間切れで今回は通過、入口からちょっとのぞいてみました。 義仲館は、平成4年にふるさと創生事業の一環として造られたそうで、木曽義仲の歴史資料館と舞台がある様です。 今日の天気は、台風21号の影響だそうで、回復も遅れ晴天の紅葉狩りとはいきませんでしたが、 中山道めぐりも出来てなんともみのり多い一日となりました。 |
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