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東京場所の+α

両国国技館の全景

 首都東京には、数多くの観光地やレジャー施設があります。時間をつぶすにはもってこいなのですが、得てしてこういう場所は余計な出費をしてしまいがちです。

 飲食店にしても、イメージとしては「値段が高い」ということです。とりわけ、ガイドブックに載っているような有名店には、おいそれと訪れるわけにはいきません。

 東京本場所は一月、五月、九月と年に三回あるので、それだけプラスアルファーもいろいろなパターンが考えられます。ここでいくつか挙げてみたいと思います。

○国技館のある両国で楽しむ

○意外と行かない定番名所

○初場所ならぜひ初詣を

○鉄ちゃん、鉄子さんは

○趣味でなくても見てみたい?

 このほかにも

○銀座で「銀ぶら」を楽しむ
○東京名物もんじゃ焼きを月島で
○フーテンの寅さんのふるさと・柴又  
などはいかが?

 

国技館のある両国で楽しむ

 両国駅の目の前にある国技館。観戦時はこのわずかな区間の往復だけで両国から離れてしまいますが、時間が許せば両国界隈の散策というのはいかがでしょうか。

 国技館と反対側の本所には、赤穂浪士の討ち入りで有名な吉良邸跡があり、歴史ファンなら一度は訪れたいところ。また、相撲のメッカだけあって、名門の出羽海部屋や時津風部屋などがあります。

 国技館の隣には大江戸博物館があり、個性豊かな企画展を行っています。雨の日に立ち寄ってみてはどうでしょうか。

吉良邸跡

意外と行かない定番名所

 東京の観光地を代表する皇居(江戸城址)は、あまりにも有名すぎて意外と訪れる機会がありません。ツアーならともかく、個人旅行ではついつい落としがちです。

 大相撲観戦のついでに立ち寄るということなら、比較的すんなりと行く気になります。江戸城址は宮内庁が管理しており、無料で見学できます。大都会とは思えない広々とした城址内でのんびりするのも一興です。

 同じような観光地である東京タワーにも、こういう機会に訪れてみたいものです。

江戸城址からの眺め

初場所ならぜひ初詣を

  一月に行われる初場所。一年中で最も寒い時期であり、それは東京でも同じこと。ただ、晴天となる可能性は非常に高いので、雨を気にせず日程を組むことができます。

 となれば、都内の有名神社、お寺への初詣はいかがでしょうか。日本一の参拝客とも言われる明治神宮をはじめ、増上寺、湯島天神、浅草寺、靖国神社など選択肢はいっぱいあります。

 とりわけ、浅草寺や仲見世のにぎやかで下町独特の雰囲気は歩いているだけで楽しくなってしまいます。その流れで大相撲見物っていうのも粋なもんです。

浅草寺参道の仲見世

鉄ちゃん、鉄子さんは

 東京都内にはJR、私鉄、地下鉄が縦横無尽に走っています。東京を歩くとき基点となるのは山手線にある東京、新宿、渋谷、上野、品川といった駅になります。

 地下鉄はかなり複雑に入り組んでおり、東京に何度も来ている私ですら、しっかり確認してから乗らないと行き先を間違えます。さらに郊外に延びる私鉄の乗り入れも多く、より複雑さを助長しています。

 鉄道ファンならば、難解な東京都内の鉄道乗りつぶしというのはいかがでしょうか。一日乗車券を有効活用すれば、あっという間に一日がつぶせますよ(笑)

都内の地下鉄車内

趣味でなくても見てみたい?

 秋葉原というまちの一種独特の雰囲気もまた東京を語る上では避けて通れません。

 大型家電の店が建ち並ぶ電気街は昔からおなじみですが、もうひとつの顔がコスプレやメイドさんを売り物にした店。あちこちに誘客看板が掲出されており、個人的にはあまり立ち寄ろうという気にはならないのですが、看板を見ているだけでつい笑いが込み上げてしまいます。

 一方で下町風情を残しているところもあり、昔ながらの大衆酒場もある秋葉原。興味本位であっても、一度は足を運んでみる価値はありそうです。

こんな看板があちこちに・・・