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大阪場所の+α

大阪府立体育会館

 大阪で開催される春場所は三月という絶好の季節に行われます。しかも場所が大阪のど真ん中である「なんば」ということで、どこへ行くにも便がいいです。

 隣接する京都や神戸で遊ぶというのが一般的ではありますが、大相撲観戦のついでに立ち寄るには、よほどポイントを絞っておかないと中途半端な観光になってしまいます。

 また、大阪にもレジャー施設がいくつかありますが、関西圏以外の人であれば、やはり「素顔の大阪」というのにじっくり浸るというのが、最も安上がりでお勧めです。

○浪速のシンボル・大阪城

○観光とディープ混在の新世界

○川遊びもまた楽し

○知られざる温泉銭湯のまち

○雨降りでも問題なし!天神橋

 このほかにも

○日本屈指の繁華街・道頓堀
○日本最大の地下街・梅田
○上級者向けディープ大阪(非推奨)  
などはいかが?

 

浪速のシンボル・大阪城

 なんといっても、大阪の観光名所といったら大阪城をおいてほかにはありません。太閤秀吉が建て、徳川将軍家の拠点ともなった天下の名城です。

 広大な敷地面積を持つので、ちょっと立ち寄りでは時間がとても足りません。じっくりと観光するルートを組み入れることが必要かと思います。

 3月場所も序盤のころなら、ギリギリ梅の満開に間に合うかもしれませんし、終盤だと桜がそろそろ見ごろになるころです。

大阪城の堀

観光とディープ混在の新世界

 なんばから地下鉄で数分のところ、新世界は大阪のシンボル・通天閣があり、近年では串カツ食べ歩きの一大拠点として多くの観光客でにぎわっています。

 一方で、昔ながらの立ち飲み屋や激安酒場もあり、朝からおっちゃんたちが楽しそうに飲んでいます。

 観光とディープな部分が混在する新世界は一日いても飽きない面白さ。今はあまり見られなくなったスマートボールで遊ぶこともできますよ。

新世界にあるスマートボールの店

川遊びもまた楽し

 淀川の河口にできた大阪のまちの特色を生かした遊覧船で市内見物を楽しむというのはいかがでしょうか。

 リバークルーズと銘打って、大阪城近くから出港している船は、淀屋橋、中之島などを巡るコースが設定されており、途中には鉄橋の下ギリギリをくぐるというスリリングな場所もあります。

 また中之島付近には大正ロマンを思わせるような建造物があったり、路上生活者のねぐらがあったり、いろいろな大阪の顔を見ることができます。

遊覧船からの眺め

知られざる温泉銭湯のまち

 くいだおれのまち・大阪の知られざる顔というのが、実は温泉銭湯の存在。スーパー銭湯と呼ばれるものから、住宅地にある昔ながらの「風呂屋」まで、さまざまな温泉銭湯が点在しています。

 庶民的な温泉銭湯のよさは、まず料金が安いということ。それから、地元の人たちでにぎわっているので、まちの雰囲気を存分に味わえることにあります。大阪弁での会話は聞いているだけで楽しくなってきます。

 温泉銭湯で身も心もさっぱりとしたあとは、下町風情の酒場に足を運んでビールをグイッと一杯…というのもたまりませんね。

町中にある温泉銭湯

雨降りでも問題なし!天神橋

 大阪市内東部にある天神橋は、日本一長いとも言われるアーケード街が貫いており、雨降りでも関係なくゆっくりと町歩きを楽しむことができます。

 大阪といえば道頓堀が有名でこちらは観光客の姿も目立ちますが、天神橋まで来るとほとんどが地元の人ばかり。天神橋商店街は一丁目から六丁目まであり、それぞれが個性的な商店街づくりをしています。

 ショッピングはもちろん、大阪名物の食べ歩きにも欠くことがありませんし、天満まで行けば立ち飲み店や大衆酒場も散見し、大阪の下町風情に浸ることができます。
 

天神橋商店街

 

上級者向けディープ大阪(非推奨)

 大阪のなかでも最もディープなまちとして知られるのが西成区萩之茶屋や新今宮界隈です。細かくは書けませんが、いろいろな意味で「すごい」という表現がぴったりです。

 新世界にも近いのですが、雰囲気にちょっとでも合わないと感じた人は避けるべき場所であり、バッグ類などは持ち歩かない方が無難というところです。

 ただ、朝から営業している激安の大衆酒場も多く、テレビで競馬や競艇中継が流れ、おっちゃんたちでにぎわっています。ここで飲むなら、あまり他人に干渉せず、もくもくと酒肴に向かうのがよろしいかと思います。

こんなお店もある