この日はマグデブルクを出発し、庭園公園(世界遺産)デッサウ・ヴェルリッツを訪れ、マルティン・ルターの誕生地アイスレーベン、そして最後にクヴェトリンブルクを訪ねました。駈け足旅行で疲れました。クヴェトリンブルクでは、たまたまその日が精霊降臨祭でザクセン王族の姿の仮装劇が開催されていました。ただ、クヴェトリンブルクは世界遺産に指定されている町なのですが、世界遺産に指定されたためか資本家が入り込んで中心街の家々を買い占め、安っぽいホテルを乱立させ、商業主義一本槍の見苦しい町になってしまいました。お勧め出来ません。

写真:お隣の聖母マリア修道院美術館のドア

 以上です。ご苦労様でした。

デッサウ

翻訳:

以前皇太子と公爵宮殿であり、首都であったデッサウは、種々の時代の興味深い光景が見られます。デッサウという名前はバウハウス並びに建築家ヴァルター・グロピュウスとミース・ファン・デア・ローエと結び付けられています。これらの人たちの革命的なアイデアは全世界に影響を与えました。デッサウの皇太子の英国式庭園とアンハルト・デッサウの絵画コレクションを収めたゲオルギウム城も訪問に値します。デッサウの近郊には、古典的な城館のヴェルリッツ夏離宮があります。ゴチック様式の建物と有名な風景庭園はかつてはゲーテによって賞賛されました。

マ グ デ ブ ル ク

                   2010/05/23

 早朝でしたので開館してはいませんでしたが、入口のドアや周囲の芝生の上にすばらしく美しい彫刻が置かれていました。

ヴェルリッツ庭園公園

 世界遺産なのだけれど、「どうだったい?」と問われると、「うん、まあまあ」程度です。散歩好きなドイツ人にはよいかも。せかせかと足早く見て回り満足感が得られる浅草型の日本人観光客には退屈ですね。

 でもせっかくですから、写真を見てくださいな。

エルベの渡河

ハンザ都市タンガーミュンデの解説です。別に訪ねたわけではありませんが備忘のために載せておきます。

翻訳:

ゴチック様式の赤い煉瓦の家々と端麗な半木造の家々は古いハンザ都市タンガーミュンデの特徴となっている。これらはドイツ皇帝カール四世のブランデンブルク宮殿であった。現在歴史的モニュメントとして保護されている中世の町の中心部は、実質的にもとの有様をとどめている。もともとの街の防壁は、これまた完全な状態で保存されていて、鑑賞に値する。

マグデブルクにかんする説明は次の通りです。

翻訳:マグデブルク

 今日のザクセン・アンハルトの州都であるマグデブルクは、ドイツの歴史で重要な役割をはたした。東方の多数の司教管区は、西暦968年に神聖ローマ帝国皇帝オットー一世によりマグデブルクに設置された大司教座に従属した。主たる建築物はカテドラルである。これはこの街が大火災で荒廃したのち、1207年にゴチック様式で再建されたものである。この主要な交易センター都市の諸権利は東方地域の他の多くの都市の認可許可証の法的基礎となった。マグデブルクはいまだに欧州北部水路網のなかでの重要な拠点となっている。

聖母マリア修道院美術館

聖マウリティウス大聖堂と聖カタリーナ教会

 「エルベ河」と称する観光地図を見ることにしましょう。

写真:世界遺産ヴェルリッツ庭園へ行くには手前でエルベ河をフェリーで渡る必要があります。エルベ河もここまで来ると大きな河ではありません。上の観光地図で四つあるフェリー(点線)のうち一番下(上流)のフェリーです。

写真:聖母マリア修道院美術館横に展示されている彫刻類。

写真:聖マウリティウス大聖堂と聖カタリーナ教会
 このなかに初代神聖ローマ皇帝オットー一世(912-973)の柩が収められています。

画像:Michelin 984, 1998

画像:Elbe, Schöning Verlag, Lubeck ISBN 3-89917-102-0