グリンデルヴァルト

                  2012/05/2224

 二日目の朝は素晴らしい大快晴となった。いままでは良く見えなかったアイガーの北壁が姿を現した。あの岩盤のどこかにユングフラウ登山列車の中間駅の窓があるのだと思い、目で探したが見つからなかった。

 翌朝になっても雨が時々ぱらつき、山は霧にとざされていたので、その日は山を降りてブリエンツまで買物旅行に出掛け、帰って来たら天気は随分と回復して来た。

 夕食に、ちょうどシーズンだったアスパラガスがメニューにあったので、これを美味しく食した。初めは一泊の予定だったが、景色があまりにも美しく、また宿の人たちの接遇が暖かだったので、二泊に切換えた。

 宿はグリンデルヴァルト駅の上手にあるインフォーメーションで紹介して貰い、車でさらに10分ほど登った高台にあるこの宿にした。まだシーズンオフの時期だったので簡単に宿がみつかったのだと思う。

 スイスの第一泊はグリンデルヴァルトのKirchbühl(キルヒビュール)という宿にした。ベルンから車でインターラーケンに到着した私達は、インターラーケンの街の乱雑さにあきれてしまって、ここで泊まる計画をすて、30分山登りをして、グリンデルヴァルトに来た。

 緑の草原の中をよじ登る登山電車の軌条がうつくしく曲線を描いている。

では皆様、ご機嫌よう。

写真:中央部ひときわ高い山の右側がアイガー北壁