■ミニ・スペースハリアー筐体製作への道のり1

何年経ってもゲームは、「スペースハリアー」です。やっぱり「ローリングタイプ」を自宅で遊ぶのが夢ですねぇ〜
と、言っても実際に大型筐体を置くスペースは現実的に難しかったりします。
(ただ、ローリングタイプの筐体を安く売って貰えるなら喜んで設置場所を確保しますけど・・・
)

数年前から、スペースハリアーのミニ筐体だったら部屋に飾ることが可能だろうと思ってコソコソと計画だけは進めていました。


上記は作業部屋に置いてある自己所有のスペースハリアー(シットダウンタイプ)

サイズを小さくすると言っても、実際に遊べないと
邪魔な置物になってしまうので、
先ずは所有している基板の修理から開始します。

「スペースハリアー基板の修理」はコチラをご覧ください。

次に筐体サイズは手のひらサイズが良いのか、
実際に乗れる程度のサイズが良いのか、
画面サイズ、ローリング方法(構造)など、
悩む部分が沢山あって
楽しそうな製作になりそうです。

インターネットで資料を探したり、
所有しているスペハリ筐体を
参考にして検討してみたり・・・、

特に急いで作る理由もないので、
他の作業の製作の合間に作り続けたいと思います。

▼簡易設計図の製作▼

筐体のサイズが決まらないと細かいパーツの仕様も決めることが出来ないので、先ずは簡易的な設計図を作ることにしました。


ぼくのゲームセンターVol.2 「スペースハリアー」UFOキャッチャの景品です。
立体物なので、今回の工作にとても参考になります。

ドリマガの付録 セガヒストリー Vol.1 スペースハリアー (ペーパークラフト)
展開図はこれからの製作参考になりそうです。

設計図の元にしたのは当時のチラシ(カタログ)です。
(SEGA AGES 2500シリーズ Vol.20 スペースハリアーII 「スペースハリアーコンプリートコレクション」)の、ギャラリーモードに入っていました。


これが当時のチラシ(親切に寸法が書かれています)

それを元に簡単な図を再現してみました。結構大雑把です。

▼ダンボールで試作▼

ペーパークラフト版スペースハリアーを拡大印刷して、毎回のことですがダンボールで試作品を作ってみます。


拡大したので粗い絵柄で出来上がり

微妙に違うサイズを何パターンか試作してみました。

UFOキャッチャーの景品と比較すると、
それなりに大きいサイズですが、
人が乗れるサイズではありませんね。

A4プリンターで普通紙に印刷後、ダンボールに糊付けして、ペーパークラフトのように組み立てをしています。
全体を作るのは手間なので一番重要なモニター部分だけです。

▼画面サイズと仕様を決定▼

本物のスペースハリアーは、資料(チラシ)によるとローリング・タイプが21インチで、シットダウン・タイプが20インチらしいです。
筐体が同じなのでローリング・タイプもシットダウン・タイプも同じモニターサイズだと思っていたら違うようです。

今回のミニ・スペースハリアーでもブラウン管モニターの採用を考えたのですが、
4:3比率のブラウン管の入手や奥行き的に難しそうなので、RGB/15KHzに対応した液晶モニターで作ることにしました。

今回購入した液晶バネルは
7インチ SHARP LQ070A3AG01です。

aitendoショップで予備も含めて990円x5個購入
(特価品を購入したので安かったです)

最近では珍しい4:3比率で
RGB15KHz入力に対応しているパネルです。

今回採用した7型液晶モニターをサイズの基準にしたので、スペハリ筐体の縮尺は1/3に決定
(ただ、実際に1/3は正確な数値ではありません、一部、縮尺を変更したりします。)

▼遊園地 ワンダーランドの「スペースハリアー」▼

ローリングタイプの本物の筐体は2004年頃を最後に見たことも触ったことも遊んだこともないので、
現在(2013年)でも設置してあると噂の遊園地 ワンダーランドへ遊びに行ってみました。
(ワンダーランドに遊びに行った記事は
コチラ)

スペースハリアーのデザインを再確認するには、とても最適なゲームコーナーで広々としていました。


これは「本物」 (福井県のワンダーランドで遊べるスペハリ)

 
ゲームは遊べましたが、ローリング部分は故障して動きませんでした。

各パーツをデジカメで撮影したり、ビデオカメラで全体的に雰囲気を動画撮影したり数時間ゲームコーナーで遊んでいました。

▼ちょこっと、デザイン修正▼

残念ながら「ワンダーランド」のスペースハリアーの筐体は、絵柄が一部剥がれている部分があり完全な状態ではありませんでした。
所有しているシットダウン筐体には参考に出来る同じ絵柄は使用していないので、撮影してきた写真を元に修整をします。


コレはワンダーランドで撮影してきた写真

パソコンで足りない部分を補った写真
WindowsXPに標準インストールされている
「ペイント」を使って画像反転や回転と
コピペを駆使して修正をしてから、
他のソフトを使って、
印刷時に見栄えするように
色を濃くしたり色補正をしました。

あとは、台形補正をすれば何とかなる感じです。

スペースハリアーのロゴが、
ちょっと違う感じがありますが・・・
気に入らなかった場合は、おいおいと変更します。

「ラベルプロデューサー」を使って、今回作るサイズの原寸大でプリントアウトします。


正確な寸法を決める為に、各部分の画像を準備します。

ペーパークラフト用紙に原寸大で印刷してみました。

これ以上大きい筐体を作ろうとするとA4プリンターでは印刷出来ませんでしたが、
今回製作している筐体サイズは丁度ギリギリに収まる仕様になりました。

▼木製筐体の試作▼

簡単な図面では細かい部分の形状が不明なので、実際に作ってみることにしました。
上手く成功したら試作品を完成品にしてみるかも知れませんが・・・

ホームセンターで、「シナベニア」合板を購入。(サイズは 910mm x 910mm x 5.5mm) 


フリクションボールペンを使ってカットする部分をマーキングします。

バンドソーを使って大雑把にカットしました。


バンドソーでは切れない部分があったので後日カットします。

マスキングテープを使って木材を合体

思った以上に小型筐体が出来上がりそうな感じです。

この続きは「ミニ・スペースハリアー筐体製作への道のり2」で紹介します。

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