高松塚古墳壁画
− 金箔と銀箔
文章、写真ともに
『日本の美術6』
No.373 截金と彩色
有賀祥隆
文化庁他監修
至文堂 1997
より引用しています。
画像:
高松塚古墳壁画
奈良県明日香村
白鳳時代七世紀末から八世紀前半
天井中央の星宿図部分
直径0.9cmほどの円形の金箔を紙で裏打ちし、
星と星とを赤線で結び、
各星宿を表している。
このほかに東壁中央の上方に日輪直径約7cmが描かれている。
金箔を押し、濃赤色で輪郭を描く。
古墳の小世界に金銀箔を使用して
光り輝くように計画された古墳であり、他に例をみない。