わたしの住んでいる所は山間地で、過疎化こそ進んでいませんが、もう何十年も進歩発展のない地域です。町全体の人口も2万2千人ほどの
小さい町の、取りたててこれといった産業もなく昔は農業だけで生きてきた80軒300人位の山間の一つの集落です。
近くに諏訪・岡谷、塩尻・松本、伊那といった工業地域があるため、近隣市町村に勤務しているのが実態です。
従って、昼間は他市町村に勤務していて、同じ地区に住んでいながらお隣りの人との付き合いも疎遠になるような寂しい状況にあったわけです。
それでも、青年の頃は青年会とか、消防団活動等で一生懸命活動してきていたのですが、中年域になるとそんな活動もなく7年に一度の諏訪神社の
御柱祭の時だけ、盛り上がるといった状態でした。
それじゃあ寂しいから、もっと日常的に集まって酒飲んだり、話したり、たまには一緒になにかやろうよって呼びかけをして、とりあえず毎月集まって
酒飲もうよ、年齢は40代から50代にしておこうということで、普段から付き合いの無い人含め全員に声を掛け、結果30名の人間が集まりました。
平成6年の春でした。
・次の段階は
炭焼き講習会
とりあえず、毎月会費を持ち寄り例会と称し定例会が始まりました。そのうち、ただ飲んでるだけでは能がない。 会としての活動をしようという声が
出てきて、会の名前を世代から取り「団カイ」としました。まず活動の手始めとして、昔一般的だった炭焼き経験をしようと計画をしました。
仲間の家に設置したドラム缶利用の炭焼き釜を利用し、アカシアの木を伐採し、それを原料にして
用意し、地域住民に声をかけ、炭焼き講習会という形で行いました。
よく、経験したはずのお年寄りも興味深く参加していました。
冬に行った炭焼きですが、夏には出来た手作りの炭を使って、焼き肉会を行いました。
区民憩いのグランドに東屋作り
区民のために役立つこともなにかしようと、区民が憩うグランドに日除けと
雨除けのための東屋を手作りで作ろうと計画し、工務店に材料だけお願いし
会員の労力奉仕により東屋を建てました。
夏にはこの東屋を使ってミニホタル祭りをやろうということになりました。
近くの秘境を求めて
観光で遠くの地を訪ねることはあっても、なかなか近くの秘境に行く機会がないという
ことで、地域の近くにある秘境横川峡の「幻の七滝」へ行こうということになりました。
経験者に先導してもらい、車止めから数時間山を登り、岩を登り幻の七滝にたどりつき
ました。会員一同大感激でした。
ミニホタル祭りの実行
辰野町では大きなホタル祭りを行っていますが、地域住民がほんとに楽しめる、近くで行うお祭りをやろうということで始めました。
今年は第4回となりますが、途中2年間は雨にたたられ実際の開催は2回です。
グランドに手作り照明をつけ、かがり火をたきトン汁・たこ焼、お酒・ジュース等の準備をし、子供達には左のスピードくじが大人気でした。
この他にも
毎年手打ちソバを楽しんでいるんですが、今年は自分たちで栽培からやろうと、畑を借り、草取りをし、そばを蒔きました。
秋にはそのソバを収穫し、本格的手打ちソバをうって食べようと楽しみにしています。
今現在(9/5)
ソバ畑は、花が満開です。
収穫に大きな期待です。
10月10日いよいよ蕎麦の収穫をしました。
なかなかの出来で20kg以上は取れました。
ざっと、200食分です。
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次はつれづれなるままに