Japan Tour

2007 HEAVY ROLLERS TOUR in JAPAN



billbord

 2007年8月20日 Billboard Live TOKYO



1stステージ 6:30〜7:50

Band Intro (Jeri)
1.Time Out Of Mind (GAUCHO)
2.Godwhacker (EVERYTHING MUST GO)
3. Hey Nineteen (GAUCHO )
4.Peg (AJA)
5. Babylon Sisters (GAUCHO )
6.Dirty Work  (CAN'T BUY A THRILL)
7.Josie (AJA) 〜Show Biz Kids(MenberIntoduce)
8. Aja (AJA)
9. Kid Charlemagne (THE ROYAL SCAM )
(Encore)
10. My Old School (COUNTDOWN TO ECSTASY )
Band Outro(Carolyn)

2ndステージ 9:30〜10:40

Band Intro (Jeri)
1.Time Out Of Mind (GAUCHO)
2.Bad Sneaker (KATY LIED)
3.Hey Nineteen (GAUCHO)
4.Daddy Don`t Live In That New York City No More(KATY LIED)
5.Green Earrings (THE ROYAL SCAM)
6.Dirty Work (CAN'T BUY A THRILL)
7.Do It Again (CAN'T BUY A THRILL)
8.Chain Lightning (KATY LIED)
9.Bodhisattva (COUNTDOWN TO ECSTASY)
(Encore)(MenberIntoduce)
10.Peg(AJA)
Band Outro(Carolyn)


19日は「Haitian Divorce」をウォルターが歌ってくれたようです。(たぶんDaddy Don`t Live と差し替え)
他会場では、「Two Against Nature」「Black Cow」「Home At Last」「Pretzel Logic」なども演奏されたようです。

Jon Herington [Guitar: '00, 03, '06, '07 ]
Keith Carlock [Drums: 03, '06, '07 ]
Freddie Washington [Bass: '06, '07 ]
Jeff Young [Keyboards, B. Vocals: '06, '07 ]

Michael Leonhart [Trumpet, Keys: '00, '03, '06, '07 ]
Jim Pugh [Trombone: '00, 03, '06, '07 ]
Roger Rosenberg [Baritone Saxophone: '06, '07 ]
Walt Weiskopf [Saxophone: '03, '06, '07 ]

Carolyn Leonhart-Escoffery [Backing Vocals: '00, '03, '06, '07 ]
Cindy Mizelle [Backing Vocals: '03, '06, '07 ]



スティーリー・ダンが、クラブ(ライブ・ハウス)での公演のニュースを聞いたときは信じられなかった。 前回の来日は、2000年国際フォーラムだったから、あれから7年。
2003年「EVERYTHING MUST GO」リリース後アメリカ・カナダで、42箇所公演。 2006年(マイケル・マクドナルドが同行)32箇所公演。又この年はフェイゲンが「Morph The Cat」 のリリースに合わせてソロ・ツアー(22箇所)も行っているが、アメリカのみのツアーだったので残念に思っていた。 来日メンバーは、上記の通り[カッコ内が参加ツアーの年です]「EVERYTHING MUST GO(2003年リリース)」に参加し たメンバーが中心となっている。長いミュージシャンで約7年間、短くても昨年のツアーから同行しているメンバー でSteelyDanの曲はもう知り尽くしているメンバーだ。
さて、当日ビルボード・ライブ東京に入場してまず思ったのは狭い空間であることだ、ブルーノートより狭い印象。 ステージの高さは約1m、奥行き約3m、12名のメンバーが、すし詰め状態の配置。 この規模の会場で、スティーリー・ダンが見られるなんて思っていなかった。
ファーストステージのシートは、ステージから3列目のテーブルのセンターだったが、6:30バンド・メンバーが現れ ジョンがチューニング・メータを見ながら弦をはじくとそのギターの生音が聞こえてきた。という事は、ブラス、ドラムス も生音+PAの音が聞こえるのかと思った瞬間、その音が耳に飛び込んできた。キースのドラムの音がすごい、ステージから 3m位しかないんだから生音が聞こえてくるのは当然で、ベードラをキックするタイミングでテーブルのお皿が持ち上がるん じゃないかなと思えるほどの音だった。
バンド・イントロの流れる中、フェイゲン、ウォルターがステージ左から登場。1曲目は「Time Out Of Mind」、フェイゲンが イントロでビアニカを弾きライブが始まった。ん〜それにしても近い距離。曲は、2003年のライブ、2006年ライブ、にプレーさ れた曲の中からほとんどが選ばれていた。
内容で珍しかったのは、93年、96年等のライブでは、選曲されていた「Bad Sneaker」が演奏された。リ・アレンジでブラスが 凄かったのが、フェイゲンが「BluesTime!」と叫び演奏が始まった「Chain Lightning」で、圧倒された。メンバーの演奏は、 すでに5月から6月のアメリカ公演からヨーロッパ・ツアーで36箇所をこのメンバーで回っている腕利きのミュージシャンだけに ソロ・パートもすばらしくライブならではの演奏を聴かせてくれた。中でも、「EVERYTHING MUST GO」をアナログ・レコーディ ングで行うことを決めさせてと言われるKeith Carlockのドラムは本当に神業だった。1stステージでは「Josie 」2ndステージで は「Do It Again」でドラム・ソロを見せて、聴かせて、唸らせてくれた。 昨年のライブから参加しているキーボードのJeff Youngは、確かなプレーとバッキング・ヴォーカルを聞かせてくれた。 フェイゲンのソロ「Morph The Cat」のレコーディング、昨年のツアーからのメンバーのベースのFreddie Washingtonもフェンダー・ジ ャズベースで重いベースを聴かせてくれた。バンドのミュージック・デレクトリーJon Heringtonのギターソロパートが今回のツアーは、 ウォルターより多かったような印象を受けた。2ndステージは、1曲目からクラブが盛り上がっていたがアンコール1曲後も手拍子が鳴り 止まなかった。
公演前チケットが高額といった話題が多かったが、東京ミットタウンを出て帰路に着く際、こんな環境でSteelyDanを聴けたことを 感謝したい気持ちでいっぱだった。

スティーリー・ダンの関係者の皆様、ビルボード・ライブの関係者の皆様 ありがとうございました。





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