以前の「ひとこと」 : 2008年10月前半
10月1日(水) 三角柱12本を組む(一応完成)
先月、9月17日と9月23日に、正三角柱を菱形十二面体の面に貼り付けたかたちを何とか組もうとしているという話をご紹介しましたが、一旦できたのでご紹介しておきたいと思います。
図 1 とりあえずパーツの写真です。写真には8本しか写っていませんが、もちろん12本つくります。三角柱の1面をオーバーラップさせているのですが、内側の面からツメを伸ばして、外側にかぶさる面にスリットをあけて通しています。このツメに角度を持たせてあるので、それがロックになって三角柱が開いてきません。
図 2 図 3 図 4 図2、図3は4本を組んだところです。このくらいのところまでは組むのも簡単で楽々です。図4は8本を組んだところです。だんだん大変になってきます。
(つづく) <おまけのひとこと>
昨日は仕事で笛吹市というところに行ってきました。笛吹きの私としては、親しみを覚える地名です。明日は更新できなそうなので、フライングで2日分更新しておきます。(といっても内容は1日分の水増しです。すみません。)
10月2日(木) 三角柱12本を組む(比較)
正三角柱を菱形十二面体の各面に貼り付けた形を、接着剤等を使わずに何とか紙で作りたかったのですが、3つ目の設計で「一応まあこれでいいか」と思えるものができました。納得できるレベルではありませんが…。
図 1 3つ並べた写真を撮ってみました。一番奥のクリーム色のものが第1作の接着剤に頼ったもの、まんなかのものが三角柱にオーバーラップのない簡易型のもの、そして左手前が昨日パーツと途中の写真をご紹介したものです。
実は、左の最新作も、最後のパーツはツメがちゃんとはまっていません。はめようとすると崩壊するのです。一応、ちょっと持ったくらいでは外れないので、これで妥協しました。
次の構想はあるのですが、サテいつ作れるか…
<おまけのひとこと>
霧の朝です。中央本線は悪天候に弱い路線なので、ちょっと心配です。
10月3日(金) 写真展
神田明神の近くのgallery bauhausというところで開催されている小さな写真展を見てきました。
図 1 ギャラリーの外から見た写真です。素敵なギャラリーでした。山下誠一写真展「水の呼吸」という写真展だったのですが、出雲和紙にプリントされた風景画が、あるものは水墨画のよう、またあるものは油彩のような立体感のある絵に見えて、とても面白い作品でした。
図 2 ギャラリーのすぐ外の公園にあったジャングルジムです。正八面体が地面から生えているかたちになっていて、気に入りました。
<おまけのひとこと>
昨日はShibuya1000というイベントの設営のお手伝いをしてきました。学生時代の前半は渋谷で井の頭線に乗り換えるという通学路でした。常磐線沿線から通っていたので、ある期間は日暮里乗換え山手線という定期で、またある期間は常磐線直通千代田線経由の表参道乗換えで渋谷に通っていました。久しぶりに渋谷駅を歩き回って、なつかしかったです。
10月6日(月) Tangle
Tangleというおもちゃを買いました。写真だけ紹介します。
図 1
図 2
図 3
図 4 トーラスの4分の1のパーツが18個連結しているだけのおもちゃで、なにかかちっとした形のものが作れるわけではないのですが、妙におもしろいです。写真の、表面につやのある樹脂製のものと、表面がビロードのような仕上げになっているものの2つを買いました。それぞれ1000円弱くらいだったと思います。買ったのは渋谷の bunkamura で、スーパーエッシャー展を見に行ったときだったと思います。
<おまけのひとこと>
史上最大1300万けたの素数発見 UCLA だそうです。
10月7日(火) 「非線形科学」
蔵本由紀先生の「非線形科学」(集英社新書)を買いました。
学生時代、この世界を専門にしたいと思っていて、東京にいらした蔵本先生の特別講義をきいたり、論文を読んだりした記憶があります。非常に懐かしく読みました。
消極的に維持・保存される形にしても、その大部分はかつて非平衡状態が積極的に刻み込んだ形にほかなりません。貝殻や化石は生命体という非平衡システムが生み出した形の記憶ですし、同様にすべての人工物は人間という非平衡システムが生み出した形の記憶です。さらに、日常的な意味では完全に平衡といえるのに、地質学的な時間スケールでは非平衡とみなされるべき現象もあります。 こんな魅力的な表現が随所に見られる、お勧めの本です。
<おまけのひとこと>
とても忙しいです。