[Home]-[以前のひとこと]-[2007年5月後半]

以前の「ひとこと」 : 2007年5月後半







5月18日(金) INAXギャラリー 世界あやとり紀行

 今週は仕事で大阪に行ったのですが、そのときにちょっとしたあき時間を利用して、 INAXギャラリー 巡回企画展 世界あやとり紀行 −精霊の遊戯− 展 というのを見てきました。詳しい写真は上記のページにありますが、展示されていた大きなあやとり作品が面白かったです。

図 1 図 2

 写真だと大きさがわかりませんが、この写真の作品は、両手を広げても届かないくらい大きいのです。これ、どうやって作ったんだろうと思いました。

 私が子供のころからだいじに持っている、野口広先生の「あやとり」の本も展示されていました。

図 3

 私は「あやとり」しか持っていなくて、「あやとり 続」「あやとり 続々」はいつか手に入れたいなと思っています。

 会場を訪れて何よりうれしかったのは、あやとりひもがたくさん用意されていて、ひとり1本持ち帰ってよいとのことでした。ありがたくいただいてきました。今朝さっそく野口先生の「あやとり」の本を引っ張り出してきて、いくつかのあやとりをとってみました。またそのうち写真を紹介しようと思います。

<おまけのひとこと>
 今回の大阪行きでは、とあるイベントの設営を梅田でやったのですが、夜23時から翌朝午前4時までの作業で大変でした。翌朝は9時から会場にいたのですが、途中の1時間ほどの休憩の時間に御堂筋線の中津から本町まで大急ぎで往復してきました。ギャラリーにいたのは15分くらいだったのですが、それでもとても楽しめました。

 帰りは500系の新幹線に乗りました。(一応狙って指定券を手配しておきました。)


 新大阪のホームから撮った写真です。


















5月25日(金) スリザーリンク

 最近、出張などで移動が多いのですが、列車の中などでちょっと手があいたときとか気分転換をしたいときなどにパズルをやっています。

 ニコリのパズルの中でも人気が高いといわれるスリザーリンクです。ペンシルパズルと言われますが、私はいつも消せないペンでやります。線がはっきりしてきれいだと思うのです。また、このパズルは「線が通らないと決まったところ」にしるしをつけるとかなり楽になるのですが、それは出来上がりがきれいではないと個人的に思うので、線以外は書き込みはしません。

 最近、この写真のように、スリザーリンクを点と点を直線で結ぶのではなく、線が直角に曲がるところは曲線で描くやり方が妙に気に入ってしまいました。

図 1

 きっかけは、私が解いたパズルを家族が見て、「目がちかちかする」と言ったのが発端なのですが、こうすると解き上がりの印象がちょっと変わって、ループの内と外が認識しやすくなるような気がします。

図 2

 こういう解き方をすることで、パズルが「長持ち」します。また、写真では赤を使っていますが、見開きごとにペンの色を変えています。それによって、ペンの跡が若干裏写りなどしても気にならなくなります。

<おまけのひとこと>
 今日も出張です。天気が悪くてちょっと憂鬱です。






5月26日(土) あやとり

 先日、大阪のINAXギャラリーであやとり展を見てきて(あやとりひもをもらってきて)から、またあやとりをやりはじめています。

 8年ほど前、デジタルカメラを初めて買ったころに、自分がとれるあやとりの写真を撮影してみたものが残っています。今みるととりかたをかなり忘れています。

図 1 図 2

 図1,2は、割と気に入っている「たくさんの星」「10人の男」というあやとりです。ダイヤのかたちが4×2の8個並ぶかたちができるのですが、とりかたはぜんぜんちがいます。出来上がったときの手の構えもぜんぜん違いますね。

<おまけのひとこと>
 2日分、更新しておきます。












5月30日(水) 「基本形態の構造」

 先日、「数学セミナー」のバックナンバーがすべて揃っている夢のような本棚を拝見する機会があったのですが、そのときに私が、戸村浩さんの「トムのページ」で、特に昔のものはまだ見たことのないものがたくさんあるということを申し上げたら、この「基本形態の構造」を1冊いただけることになりました。本当にうれしいです。

「基本形態の構造 ─立方体はブドウ酒の味がする─」
戸村浩 著 美術出版社 定価2,800円 1974年5月15日発行

 数学セミナーで連載されていた内容をまとめた最初の本だそうです。これだけ昔の本ですからまあ当然なのですが、残念ながら絶版です。しかし、今見ても非常に面白い視点やアイディアにあふれた、すばらしい内容です。有名な「TOM CUBE」も出ていますし、自分でも作ってみたいと思うものがいろいろありました。大きな刺激を受けました。本当にありがとうございました。

<おまけのひとこと>
 先日ご紹介した、野口広「あやとり」も1973年の出版でした。このころまだ小学生だった私は、この「あやとり」はともかく「基本形態の構造」に出会うのは無理だったでしょうが、もっとはやく出会っておきたかった本です。






5月31日(木) メビウス・ジャケット

 「基本形態の構造」の最初を飾るトピックスが メビウス・ジャケット です。これだけは写真をご紹介したくて、カメラで撮った粗い写真ですが引用させていただきます。

「基本形態の構造 ─立方体はブドウ酒の味がする─」
戸村浩 著 美術出版社 より pp.22-23

 タイトルからおわかりいただけるかと思いますが、要はメビウスの帯のように、表裏のない1面で、縁も1本しかない洋服を作ろうというもので、実際にそれを作って身にまとっている写真です。

同 拡大写真

 非常に面白いと思います。ちょっと検索してみたらこんなblogがありました。

 (おまけの問題:拡大写真は、上の見開きのページのどの写真を拡大したものでしょうか?)

<おまけのひとこと>
 ここ数日、風邪で参っていました。一日だけ仕事も休んでしまいました。まだ完全に復調していないのですが、徐々に治したいと思っています。






[←2007年5月前半]  [↑表紙へ]  [2007年6月前半→]

[Home]-[以前のひとこと]-[2007年5月後半]
mailto:hhase@po10.lcv.ne.jp
2001-2007 hhase