以前の「ひとこと」 : 2001年7月後半
7月16日(月) 合体変形ロボット
近年、SONYやHONDAから発表されるロボットがきっかけとなって、ロボットがブームになっています。玩具業界でもさまざまなロボット玩具があります。先日、日経新聞のサイトを見ていたら、合体変形ロボットの話題が載っていました。オリジナルのページはこちらです。
これは、SONYやHONDAのロボットとは違って、まるでブロックのように同じ形・同じ能力の機能単位が複数集まって、新たな機能(たとえば4つ脚歩行とか)を実現するという点でものすごく面白いと思います。
7月17日(火) ライブカメラ
ライブカメラの設置方法を変えました。庭のライラックがだいぶ伸びてきて山を隠してしまうようになってきたこと、窓枠にカメラを設置していると窓が開けられなくて換気ができないこと、等が理由です。設置方法等についてはこちらに書いておきました。
7月18日(水) 雲
ライブカメラのアングルが変わって、画面のほとんどが空になりました。現在のカメラの固定方法では、カメラを下に向けられないのです。(カメラ設置の説明はこちらです。)
右のgifアニメーションは、昨日(7月17日)の午後の雲の様子を2枚、交互に表示しています。もっと表示枚数を増やしてもいいのですが、そうするとファイルサイズが大きくなってしまうので、2枚だけにしました。サイズは1/4に縮小しているのですが、おかげで目障りな電線が見えなくなって嬉しいです。
なんでもない風景なのですが、雲の様子がとてもきれいです。しばらくはこのアングルでライブカメラを継続します。
7月19日(木) ネットワークカード故障
普段、ライブカメラ用に使っているPCのネットワークカードが壊れてしまいました。とりあえず、メールやこのページの更新に使っているPCのネットワークカードをライブカメラのPCに持って行ってライブカメラサービスを継続することにしました。というわけでしばらくこのサイトの更新は中断です。
7月20日(金) 新しいネットワークカード
ネットワークカードが壊れてしまったので、新しく買ってきました。新しいものは10baseTのツイストペアケーブルを直接カードに挿せるようにしたいと思って、写真のようなタイプのものを買ってきました。
従来のタイプのものだと、カードに挿す部分の接触が悪くなったり、ケーブルを接続するためのパーツが紛失したりと問題があったので、一体型を選びました。
ところが、カードの頭が大きいため、カードを挿すと電源スイッチの操作ができないのです(右図)。今は、ボールペンの先とかでスイッチを操作しています。思わぬ盲点でした。
ちなみに、現在加入しているケーブルネットは、一度に3台までのPCを接続できるというサービスになっています。(ルータは使用禁止です。)いったいどうやって3台という制限をかけているのだろうと思っていたのですが、今回ネットワークカードをとりかえてみてわかりました。
ケーブルモデムがカードの物理アドレス(MAC address)を3つまで許容するという仕様になっているようです。カードをとりかえたら一切接続できなくなってとても苦労しました。ローカルなネットワークでは、同じPC,同じOSで完璧に動作しているのに、外へは接続できないのです。結局、ケーブルモデムをリセットしたらOKでした。
7月21日(土) 椅子
子供用の椅子がぼろぼろになってしまったので、お休みを利用して張り替えました。もともとはスポンジにビニールのカバーがかかっていたのですが、ビニールが破れてスポンジがはみ出しており、それを子供がちぎって遊ぶため、たいそうみっともない椅子になってしまっていました。上の子のときから使っているものですので、無理もありません。
背もたれと座面が木ねじで固定されていたので、ねじををはずしてそれぞれのビニールカバーをとり、手持ちの生地を張りなおしました。実は面倒だったので生地は両面テープで固定してしまいました。でも、一応背もたれと座面の模様はつながるようにしました。(写真ではよくわからないかもしれません。)
親は「きれいになった」と自己満足しているのですが、肝心の子供はあんまりよくわかっていないようです。
7月22日(日) Pizza
久々にPizzaを作りました。ピザ1枚分の材料は右の通りです。これをボールで混ぜて、適当な時間発酵させます。生地の準備はまとめて3枚〜4枚くらいやったほうが効率的です。発酵は夏場だと室温が30度前後あるので、室温で問題ありません。
イースト菌 大さじ1 強力粉 75g 薄力粉 50g 塩 小さじ1 お湯 80cc サラダ油 大さじ1 生地を発酵させている間に、ピザに載せる材料を切ったり、オーブンを温めたりという準備をします。発酵させると生地が倍くらいの大きさに膨らみます。それを枚数分に分けて、平らに伸ばし、ソースを塗って野菜やベーコン等を載せ、チーズを載せます。
オーブンで220℃、13分間焼きます。食べながら次々焼いて行くと、焼き立てを食べられておいしいです。
なお、この作り方はずっと以前にNetNewsの fj.rec.food に投稿された記事で覚えました。すでにメッセージID等は忘れてしまいましたが、とてもありがたい情報でした。
7月23日(月) 黒猫
最近、ひとなつこい猫が家の近くで遊んでいます。子供たちが「猫がいるよ」と教えてくれたので、カメラを持って行きました。目が合ってもなかなか逃げないし、写真を撮っても悠然としています。写真を撮っておいてこんなことを言って無責任ですが、あまり警戒しないためいまにひどい目に遭うんじゃないかと心配しています。
7月24日(火) はるひこどんの趣味の世界
久々にWebで自分のページの検索をかけてみたところ、はるひこどんの趣味の世界というページで私のサイトをご紹介いただいていることがわかり、感激しています。たくさんのパズルを自作されていたり、多くのゲームなどを紹介されているページです。最近、単なる日記サイトになりつつある私のサイトと異なり、きちんと統一されたコンセプトで情報提供されているすばらしいサイトです。
なぜか私も持っている「ソクラテス」というマイナーなゲームの記述があったり、バルサ材でパズルを作ったりと、自分と共通する価値観を感じるページです。ぜひご覧になってみることをお勧めします。
7月25日(水) テンヨーのプラパズル
昨夜遅く家に帰ると、しまってあったはずのプラパズルが2つ、机の上に出ていました。ピースの一部はケースにおさまっておらず、苦労の跡が見られました。妻に聞くと、下の子が見つけ出してケースから出してしまったのだが、戻せなかったとのこと。でもおもしろがっていたということなので嬉しくなっています。さっそくケースに戻しました。
写真の右がフラワーパズルという製品です。ケースの中央右付近に、きたないシールの剥ぎ跡があります。ここには「レディーのためのフラワーパズル」というステッカーが貼られていたのですが、子供の頃、それが恥ずかしくなってむしりとりました。 (フラワーパズルは藤原博文さんのページの、フラワーパズル/JAVA版で、遊んでみることができます。私の持っている製品とは色遣いが違います。)
左のパズルは各ピースが正三角形6枚から構成されています。こちらはあまりやり込んでいないため、ちょっと時間がかかりました。こういったそれぞれ形の異なる平面ピースを詰めるタイプのパズルは、入れやすいピース、入れにくいピースがあります。入れにくいピースをうまく最初に入れておくと簡単になるのですが、やり込んでいないと、どれが入れにくいピースなのかとか、典型的なピースの組み合わせ方とかがわからないため、時間がかかります。
ちなみにテンヨーのプラパズルは10種類くらい持っています。
7月26日(木) カラーパズル
いわゆる箱詰パズルは下の子供にはまだ難しかろうということで、同じテンヨーのプラパズルシリーズの1つであるカラーパズルを出してやりました(右図)。これは直角二等辺三角形のピースが4色×8枚あるというもので、単に詰めるだけなら幼児でも簡単にできます。これもテンヨーのプラパズルの1つです。今現在入手できるのかどうかはわかりません。このパズルには「あなただけのカラーパズル」というキャッチフレーズがついていました。
実はこのパズルは、私が初めて買ってもらったパズルです。きれいなパターンが完成すると、祖母が丁寧にノートに描き写してくれました。その祖母も亡くなってもう30年近く経ちました。
以前、ニコリというパズル雑誌に、テンヨーの社長さんのインタビュー記事が載った事があります。そこで、プラパズルというのは十年以上遊べて数百円、儲からない商売です(笑)、といった話を読みました。手に入るのであれば、新しいのも買いたいと思っています。
7月27日(金) 周期的境界条件
昨日の続きの話です。
昨日紹介したカラーパズルのパターンですが、これは、右の図のような繰り返しパターンの一部を切り取ってきたもの、という意図で作ったものです。
パソコンが普及して、WindowsやMacOSの背景とか、Webサイトの背景とかに壁紙と呼ばれる画像を貼るのを見かけるようになりました。このとき、表示する画面よりも大きな壁紙画像を用意すればいいのですが、壁紙画像のほうが小さかった場合、タイリング(タイル貼り)といって、同じパターンを繰り返して用いることになります。(Webサイトの背景などはそもそもどんな大きさのブラウザで表示されるかわかりません。)
一般に適当に作った画像をタイリングすると、繋ぎ目の模様が不連続になるため、継ぎ目が目立って気になります。そこで多くの場合、タイルの上辺と下辺、左辺と右辺がつながるような模様にします。そうするとタイリングした画像がなめらかにつながって、繋ぎ目が見えなくなります。右の図もその例です。
このように、注目している部分の両端がつながっていると仮定することを、周期的境界条件を満たすといいます。物理学なんかでよく使う基本的な考え方です。この場合は2次元で、上下と左右の2箇所がつながっている例ですが、1次元の場合、3次元の場合などもあります。
たとえば、このような単純なピースによって構成されているカラーパズルも、「周期的境界条件を満たす」という条件をつけて、出来あがったパターンをタイルとして繰り返し貼って行ったところを想像しながら遊んでみると、今までとは違った観点で楽しめたりします。
余談ですが私はWebサイトの背景の画像が苦手です。字がよみにくいのです。ですから、たいていの場合は背景画像表示をoffにしています。
7月28日(土) 周期的境界条件(その2)
さらに昨日の続きです。
カラーパズルで作ったパターンを、繰り返し並べてみます。もちろん本物のカラーパズルは1つしか持っていないので、頭の中で想像してみるか、手で絵を描いて色を塗るか、それともこうやってパソコンを使ってならべてみるか、ということになります。
例えば、右の図のAとBの2つのパターンがあったとします。これだけを見ていると、AとBはまったく違う図形です。例えば、Aには対称性がありません。どこかに鏡を立てても、あるいはぐるぐる回してみても、自分自身とは重なりません。ところがBは鏡像対称性も、回転対称性も持っています。
このように全く異なるパターンのように見えるAとBですが、これをタイリング(タイル貼り)して出来る模様を見ると、実はこの2つは全く同じ模様を作り出します。
もうお気付きだと思いますが、種明かしをすると、実はBのパターンはAのパターンのタイリングから切り出して作りました。つまり話は逆なのです。カラーパズルで新しいパターンを作るテクニックとして、1つのパターンをタイリングして、その一部分を切り出すという手法があるのです。同じタイリング模様から、この例のAとBのような一見まるで異なるパターンが切り出せます。
こんなのも、カラーパズルに周期的境界条件をつけて遊ぶ1つの方法です。
ここ何日か続き物風に書いてみています。
7月29日(日) カラーパズルのパターン記録
7月26日のひとことで、昔私が作ったカラーパズルのパターンを祖母が記録してくれていた話をしました。先日、スキャナを入手したので、その記録をスキャンしてみました。
⇒ 図のように、小学校低学年用のマス目のノート(15マス)を利用して、1ページあたり6つのパターンが記録されています。右の図は、1つのパターンを拡大してみたところです。黒いマジックで輪郭を描いて、赤・青・黄色のマジックで色をつけてあります。黒マジックの輪郭のおかげで、色の境界がシャープに見えます。
輪郭は、原則として異なる色の境界のみに描かれています。このため、実際のカラーパズルのパターンよりも、さらに抽象度が上がっている感じがします。たとえば、拡大した右の図ですが、このパターンはなんだか断面が黄色の四角柱が4本あるように見えます。これは、この記録方法で紙の上に描くことによって、そういった印象を強く感じます。本物のカラーパズルでこのパターンを作ってみると、このような「四角柱4本」という印象はそれほど強く受けません。
このような記録が二十数枚、パターン数にして約150パターンくらいの記録が残っています。いずれ、カラーパズルのページを独立させて、発表したいと考えています。
余談ですが、入手したスキャナは "Fujitsu PLUG-N-SCAN 600CUS" という製品で、買値は 5,980円+消費税 でした。この値段でも、ちゃんと画像処理用のアプリケーションも添付されてきていて驚きました。
7月30日(月) リコーダー
先日、楽器屋さんでリコーダーのカタログをもらってきて眺めていたら、「片手用リコーダー」というのが載っていて、驚きました(写真上)。ソプラノとアルトがあり、それぞれ右手用・左手用がありました。ソプラノが13,200円、アルトが36,000円だそうです。(写真は右手用アルトです。)
さすがに低音域側のいくつかの半音はできないようでしたが、それでも片手だけで2オクターブくらいの音階を鳴らせるということにとても感動しました。そもそもは、片手の不自由な方が楽器を楽しめるようにということで開発された楽器のようです。
このような意図で開発された楽器に対して、あるいは不謹慎かもしれませんが、この楽器を見て思ったのが、「右手用と左手用の2本を一人で同時にくわえて演奏できるのではないか?」ということです。昔、普通のアルトリコーダー2本をくわえて、「ひとり二重奏」に挑戦してみた事があります。残念ながら普通の楽器だと、アルトならばド・レ・ミ・ファ・ソと、その間の一部の半音しか鳴らせないため、演奏できる曲が極めて限定されていました。
ちなみにこの「ひとり二重奏」は、高校のころ、文化祭の前夜祭の出し物で、とある先輩が鼻で実演して大喝采を博したのに触発されて研究をはじめました。(本家は鼻の穴それぞれにリコーダーを当てて演奏していましたが、私は口にくわえました。)でも、あまりに音域が狭い事と、どうしても音が同時に途切れてしまう事という難題が解決できず、挫折しました。
ところが、この楽器を使えば、少なくとも音域が足りないという問題は大幅に緩和されるはずです。2本の笛のどちらか一方だけをタンギングするというのは無理でしょうけれども、曲を選べばそれほど不自然ではないでしょう。
そういえば、NHKの「趣味悠々」という番組で、8月・9月はリコーダーの講習をやるそうです。本屋さんにテキストが置いてあったので、購入してみました(写真右)。するとなんとテキストの50ページに、「2本のリコーダーをくわえて鳴らして和音を感じてみる」という例が出ていました。
うーむやっぱりこれは「片手用リコーダー」を2本買おうか、と思ったのですが、よく考えたらアルトを2本買うと72,000円、ソプラノ2本でも24,600円です(税別)。これだけのお金を出すのであれば、木製の楽器を買ったほうが有意義かなあと悩んでしまいます。
7月31日(火) テトロミノ
昔、テトリスというコンピュータパズルゲームが流行したことがあります。正方形4個がくっついてできる図形が次々と降ってきて、それを平面的な回転と平行移動しながら隙間無く充填して行くというゲームで、ご存知の方も多いと思います。
この、正方形4個が、完全に辺を共有して(頂点の位置をずらしたりしないで)連結されてできる図形のことをテトロミノ(tetromino)といいます。(ちなみに5個ならペントミノ、6個ならヘクソミノといいます。)これらの「なんとかミノ」というのの総称がポリオミノと言います。パズル関係のWebサイトなどで、詳しく説明されています。
くっつける元となる単位を正方形ではなくて立方体にすると、右の図のような7種類の立体ができます。(ただし、最後の「ねじれ」の形になっているものは、鏡像対称があります。)
これらのピースは、テトリスに限らず昔からいろいろなパズルで使われるので、アルファベットの名前がついています。例えば上の2つはI(アイ)型テトロミノとO(オー)型テトロミノ、中段の3つは左からL/T/Nと呼ばれます。アルファベットの文字の形からの命名です。(下段の2つは、平面的なテトロミノではないので、また別分類になります。)
これらのピースで遊ぶ様々な方法があるのですが、たとえば、同じ形のピースをたくさん集めて直方体を作る、ということを考えてみます。上段のI型とO型はそれ自体が直方体ですから除外します。下段の2つは、同じピースを2個組み合わせると2x2x2の一回り大きな立方体ができます。(わかりますよね)
じゃあ中段の L型/T型/N型はどうでしょうか? まず L型は2個で 1x2x4 になります。T型は4個で1x4x4になります。 では N型はどうでしょうか? 実はN型を6個集めると、2x3x4の直方体に組むことができます。 わかりますか?
次に、底面が3x3の柱を作ることを考えます。 I型は、縦に9本集めれば高さ4の柱をつくることができます。O型、N型は底面が3x3の柱にはなりません。では、L型とT型はどうでしょうか?
L型は、右図のように9個集めると3x3x4にすることができます。ではT型はどうでしょうか? とりあえず今ちょっと考えてみると、T型18個で3x3x8という柱ができることは思いつくのですが、もっと短い解があるかどうかがわかりません。
例えば、電車の中で読むものがなくなってしまったときとか、夜ちょっと寝つけないときとか、こういったパズルを頭の中だけでやっているととても楽しいです。(記憶力がないので、使う形を1種類に限定しないとわからなくなってしまうのです。)