’2005 China   

10月10日 移動と黄龍ハイキング
6:00 モーニングコール
6:00〜朝食
8:00 集合

約3時間半バスに乗り黄龍へ移動。途中越える峠は標高4,007m、黄龍入り口も3,200mと全体的に標高を上げるため、この日から高山病に対する注意が必要となる。
また、この日からバス移動の際、街の「厠所」(トイレ)を5角で利用することとなる。果たしてその実態は・・・(笑)ちなみに前日の九寨溝内は入園料を払っているのでトイレ代は不要。

まず午前中はバス移動。途中4,007mの峠から民山山脈の主峰、「雪宝頂」(せっぽうちょう)5,588mを展望し、黄龍(3,200m)まで。ちなみにこの峠を表す標識や、そこにいるヤクの写真を撮る場合は有料。
中国トイレ事情・・・
◇ ドアがなく、隣りとは80cm位の仕切りがあって溝をまたいで使用する。
◇ 下はコンクリーで固めてあり、水が常に流れているものとレバーを引いて流す方式とあるが、レバーは元に戻さないと流れっぱなし。
◇ もちろん紙はついてないよ。
◇ トイレの数は3つくらいのものから沢山あるものまでまちまち。
◇ 入るときには誰もいないと思っても出るとちゃんと管理人がいてお金を請求される。リーダーに聞いていた通り、5角(日本円で7円)を払う。ただ、標高の高いところに行くと1元(約14円)。
◇ 地元民の収入になるためトイレはあちこちにあったので困ることはなかった。

高山病対策
@お水を沢山飲み、そして沢山出す。(5,000mまで行くのなら一日かけて5リットル飲むのが理想)
 お水は街の雑貨屋でペットボトルで購入可能。
Aゆっくり行動する。
B大きく息を吸って大きく吐く。

高いところにいて眠くなったら要注意・・・脳に酸素が行ってないことになるので大きく息をするように
今回のツアーは高度順応ができるようにうまく組まれていて、高山病にかかった人はだれもいなかった。
成都からいきなり四姑娘山に行くツアーもあるけど、その場合は一気に高度が高くなるのでかなり注意が必要かも。


5,588mの雪宝頂(せっぽうちょう)を望む・・・ショック!実際は雲がなかったのにこの写真には雲がかかっていた。

お昼をこの日宿泊のホテルで取り、午後黄龍ハイキング。ホテルのすぐ隣りが入り口だった。
田舎に来ているため、ホテルであってもロビーのトイレはドアが壊れていた。(部屋のトイレは問題なかったけど)

   

黄龍メモ
玉翠峰の麓にある深く亀裂してできた渓谷
7キロの間、樹海に取り囲まれて256の大小の池が傾斜した地形にそのまま棚田状となって広がる。
傾斜地の下から見上げると、黄色い龍が天にかけ昇ったように見えることも名前の由来になっている。
標高は3,199mから最高地点3,570m。

歩き疲れたころに名前の由来にもなっている「黄龍寺」に到着、その背後に最終地点の「五彩池」(ごさいち)があり周遊する。
本来ならここで全員の集合をしたかったが、あまりにも大勢押し寄せて来ているためあきらめ、リーダーの鈴木さんがメンバーの確認をしてくれていた。でもここを一周している時ツアーメンバーのほとんどの人に会った。まちまちに歩いて行ってもだいたいペースは同じだったみたい。

登りと下りは本当は違うコースになっているけれど(下りは山沿いの道)、五彩池でと〜〜〜ってもゆっくりした我家が下るころにはほとんど人もいなくなっていたため、登りと同じ道を下ってホテルに帰った。この日のハイキング時間は5時間ほど。

10月11日 バス移動のみ
5:30 モーニングコール
6:30 朝食
7:30 集合

約8時間バスに揺られ臥龍(ウォロン)までの移動。
移動だけになってしまうためか、帰りの予定になっていた、臥龍動植物保護区の「パンダ保護センター」にてパンダ見学をした。

中国(四川省)道路事情
【運転は荒い!】の一言に尽きる。
■前に遅い車がいるとすぐに追い越すが、必ずクラクション(それも高音)を鳴らすので、うるさい、うるさい!
■人がちょっと道にはみ出して歩いているだけでもすぐに鳴らす。
■道路はもろい。最後に通った今年開通したばかりの道路はすでに改修中。これはお役所からもらった工事費を懐に入れて安く上がる工事をしたためで、こういうのを「豆腐工事」というと教えてもらった。
片側通行になっていたが交通整理員もいなければ信号機もないため、入った方の勝ち。反対側は完全にストップ。
その間を抜く車もあるものだから、すれ違いができずに更に渋滞する。で、道路工事をしているかと言えばもう2時だっていうのにダンプの上でトランプをしていた。

こんな状況だったので、絶対に酔わないように、ベルトを緩め、決して下を向いたりしないように注意して乗った。酔い止めを飲むと眠くなってしまうので飲まずに通した。


中国の食事・・・野菜が多くて良かった。辛いものは避けて食べた。

   
左)大人のパンダ 右)遊具で遊ぶ子供のパンダ
パンダとの2ショット写真も撮れるが日本円で3,000円もしたので、我家はやめて撮っている人を遠くから見ていた。
ここで買ったパンダボールペン、1本10元(高い!)で12本入り120元のところ80元だって言うのでまとめて12本買った。
そして園から出て来たところで売っていた同じ物、値段交渉したらなんと30元だった。こっちでもまた買ったけど、すっごいショックだった。
そもそも80元でも高すぎ!でも買ってしまった。(泣)

臥龍への道は途中すっごくひどいところがあったけれど、それでも10年前に比べると格段に良くなっていて、以前は2日はかかったところが1日で行けるようになったとのことだった。
今回訪れた九寨溝や黄龍のようなところは中国国内にはまだまだたくさんあって、発見されていなかったり有名になっていないのだと思う。あと10年もしたらそんなところにも行けるのかも。


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