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 【 寒冷地仕様 別荘建築のための予備知識とは 】


 第 2 回 建物は、利用目的を決めて建築与件を考えましょう

 私の知り合いに八ヶ岳に別荘を建築した方がいらっしゃいます。
 
その方は某工務店と建築請負契約をしたのですが、そこの一級建築士さんと意見が対立し施主の希望より建築士の設計を重視するなどして意見が合わなかったそうです。

 一級建築士さんでもいろいろな方がいらっしゃるという一例ですが、別荘を建築する場合の施主としての建築与件がいかに大切かと言うことを考えさせられます。

 というわけで、別荘を建築する際の建築与件について考えていきますが、前提として、割り切りが必要と言うことを理解してください。

1.冬は利用しない・・・
2.別荘生活は良いことばかりではない・・・・
3.家を2軒維持するということはそれなりの努力が必要・・・

この3点の問題点を解決しなくては、本来の
別荘の楽しさは味わうことはできません。

 最終的には費用対効果の話になってしまいますが、いかに建築費用を安くして楽しい別荘生活をおくるためにはどうしたらよいのかに尽きるわけです。

 そこで、問題点を解決する着眼点は、別荘地の環境にもよりますが住宅性能についての理解です。
その性能とは、夏でも冬でも快適に、手間を掛けずに暮らせる住まいということです。

 ですので、私は上記の一級建築士さんから学ばせていただいたこと、つまり、自分の住まいは自分で考案する、ということにしました。

 具体的な事となると、手前みそになってしまうので、お恥ずかしいのですが、一級建築士さんとはいえ、いろいろな人がいますので、最低限の知識を身につけ工務店さんや一級建築士さんの言うことがすべて正しいわけではないことを理解出来るくらいまで学習も必要!ということです。


          
 

 一方、工務店さん・一級建築士さんへの質問をする際には鍵があります。
 ○○○について質問すると負け、○○○について聞かれると勝ち、というような感じの
住宅建築請負契約の締結は、一種、勝負に似ているところがあります。
 ですので、トレーニングをしておかないとどこで勝負をかけるか分からず、結構難しい問題があります。
 この点については次回
「不動産屋さんとは真剣勝負」で述べたいと思います。

 また、その際の建築請負契約までに至る建築与件の考察は、今回のシリーズ全体を通して別荘の利用目的を確定した段階で決めるべき事だと言うことを理解していただければ良いのかと思っています。

 基本的なことを考えると、家族構成を前提としつつ別荘を誰がどの様に何のために利用するのか、土地の環境はどの様な条件なのか、気象状況はどうなのか等々を考えあわせると、建売別荘を購入する場合などは如何に難しいかがお分かりかと思います。



 私の場合の建築与件は「F・K Homeの出来るまで」で述べた下記の5点でした。

@ 現地に夜中着いても、そのまま普通の状態で利用できること。
A 雨・雪でも荷物搬入等が楽なように、屋内駐車場を造ること。
B 南側に大きめのウッドデッキがほしかったので、
   デッキ側及び駐車場入口側に屋根から雪・氷柱が落ちいような屋根形状にすること。
C 薪ストーブを主暖房に、家中が暖まるようにすること。
D 外壁・屋根材にメンテナンスが少なくて済むものを使用すること。


 という内容でしたが、与件自体は個々
目的の違いがありますから、一概にこれが一番ですと言ったものはありません。個々が判断し熟慮したものが一番良いわけですから、そこまでに至る経緯が重要かと思っています。

 つまり、快適で楽しいやさしいお家は、少々の努力と運と自らが求めるものが何なのかを吟味してこそ手に入れられるものかもしれないというとだと思います。


では次回は
第 3 回 不動産屋・工務店さんとは真剣勝負 」です。