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【 寒冷地仕様 別荘建築のための予備知識とは 】


 第 1 回 土地探しは、目的と利用を確定してからにしましょう

  まずは土地探しです。ここでUPするのは、当然八ヶ岳山麓です。
  ですがどこの地域でも土地を購入する場合のツボは、基本的には同じなので参考
にしてください。

 では・・・。
 小淵沢・小泉・大泉付近が八ヶ岳南麓、富士見高原・原村・蓼科と西向きに寄っていくと八ヶ岳西麓、清里・海ノ口・八千穂と北へ向かうと北八と呼ばれる北麓です。

 場所の選定を行う場合、それぞれの山麓に良い面・「シンドイ」面がありますし、
重要な点が、町中か、見晴らしの良よいところか、森の中か、更には、観光地化されているところかそして標高は??あるいは高速のインターからの距離、といったことが今後の別荘生活を行う上できわめて重要な要素なので、目的にあった物件を探す目安を事前に決めておく必要があります。まずその重要な要素を全部を満たす物件はありません。ですから優先順位を決めて、物件を評価すべきです。

 私もそうでしたが、チラシ・新聞広告・リゾート本からの情報をあさり、飛び込みで、物件仲介業者さんを尋ね、氏名住所を登録して、『いい物件があったら連絡ください』ということになります。
 そのとき、数件物件を紹介して頂いて見学に行きますが、土地のみ・新築建て売り別荘・中古物件等々が案内されます。

 これが「クセモノ」で、ちゃんと紹介順番が販売戦略として決められた順に案内され、やはりいい物件を少し無理して買っちゃおか??という雰囲気になってしまいます。

 で、購入する以上どうしても新築物件に目を奪われ、見た目であっいい感じ!という具合になりがちです。 ですが、その物件住環境=雨の日・晴れの日・朝夕・お隣さん・標高・ゴミの出し方等々、文字通り生活す
るのに必要な情報が実体験として理解できず、良いのか悪いかの感覚が見えずらいものです。

 また、土地のみの仲介にしても、建て売りにしても、管理具合に注意すること、ガス・電気・水道等ライフラインがどの様になっているのかが大切です。
時には自腹で井戸を掘らねばなりません。

 さらには建て売り住宅を見学した場合、ついつい室内が綺麗とか、間取りを見てしまい、視覚的に見えないところや、何が大切かさえ気づかずに、仲介業者さんに肝心な住宅性能的な質問さえできないものです。
 それは私達が素人なので当然なことなわけですが、その点を業者さんがどの程度、見えない情報をどれだけ親切に説明してくれるかが、とても重要な鍵となります。

      

 一方、土地のみを探す場合、別荘地ですとライフラインは整っていますが、畑や空き地を購入すると、ライフラインを整えるだけで膨大な費用がかかる場合もあります。
 それに、週末族や季節限定族となると住民票を移さないことがほとんどなので、ゴミ出しの回収をおこなってくれない自治体もあり、毎回別荘で過ごしたゴミを持ち帰らなければならいことになったりします。
 これらは、住んでみて、はじめて気が付くことが多く、物件探しの難しいところです。

 更には、見晴らしの良いところは、強風にさらされ、強風に関係なく穏やかなそよ風のところは木々に囲まれていて見晴らしは良くないです。
 小さいお子さんがいて、洗濯物を干すのにどっちがいいのか、折角の別荘なのにどうしよう??となります。

 そこで将来、永住者となるのか、週末族のままか、季節限定族なのか等々利用の仕方を決めてから判断基準を設け物件を探すことをお勧めします。

 それから重要なのが、別荘生活と実際の生活とはかなり相違があるということです。これは体験しないと分からないことが多く、四季の移り変わりの美しさを感じつつも、厳冬期の厳しさは半端ではありません。

 標高1000mくらいが境目かもしれません、上は雪、下は雨といった現象は多々あります。
その代わり、夏はもしかしたらクーラーが欲しいと感じる日々も、標高が下がるにしたがっていくほど感じるものです。その辺の見極めがとても難しいです。

 折角の高原の別荘にクーラーはちょっと、と思いがちですが、実際南麓でも30℃を超える日々が結構あり必要を感じることもあります。でも湿度が低い分日陰は涼しいです。

 ということは、家の中は「日陰?」なのに、住宅の仕様によっては熱がこもり、暑くて窓を全開にしないとのぼせてしまうようなことが多々あります。
 そんなときに初めて、住宅の性能とはなんだろう!と、考え始めるものなのです。この点については、シリーズ5.6.7でお伝えできればと思っております。

 以上、まとまりのない話になりましたが、
 別荘を建てる場合、八ヶ岳山麓の中で北・南・西斜面のどこが自分たちのイメージに近いか、利点は何か、欠点はどこか、山梨県側の方がいいのか、または長野県側の方がいいのか、様々な要因(条例・規則)をあらかじめ情報収集しつつ、仲介物件業者さんとお話しした方が、業者さん側も「ただ者ではないな」と、いい加減な販売姿勢の対応は少なくてすむようです。

 というわけで、土地購入の場合それぞれに「良い面」と「悪い面」がありますし、細かなことでは、仲介物件の地型(道路付け)南道路か北道路か角地か行き止まりの土地かによって、全く異なった住環境になります。
 この点もシリーズの17.20でお伝えしたいと思っております。

では、次回
「 第 2 回 建物は利用目的を決めて建築与件を決めましょう 」をお送りします。