ようこそF・K Homeへ 水抜き不要 全天候型非氷点下住宅  夏涼しく冬暖かい優しい別荘 モデルハウス見学受付中
  
 
 【 寒冷地仕様 別荘建築のための予備知識とは 】


 第 8 回 地形と目的を満たす住宅とは

 このテーマを考える上での条件は、所謂リゾート別荘地としてのロケーションをお考えください。 
 例として南斜面を開発した別荘地です。
 メインの道路が背骨のように走り、肋骨のような支線が左右に走り、大抵その支線は行き止まりとなっています。
 綺麗に区画された別荘地は、南北の支線間に2区画の宅地が上下に配置されている場合が多いです。別荘地から見ると南道路付けか北道路付けかという具合です。それぞれにメリットデメリットがありますので、区画を購入する場合、どちらの道路付けを選ぶかによって、家の造り・デッキ・玄関位置すべてが違ってきます。

 この道路付けを選択する際に肝心なのが「庭」や「駐車場」の位置が違ってくると言うことです。
 別荘地の中は閉鎖的な感じを受けますが、実はオーナーさんが散歩していたり時々やってくる観光客、そして、区画を購入しようとして見て回っている方々がいて結構人の出入りがあるものです。一方支線ではなく「背骨」の道路に面している区画ですと車の往来が多く、ベランダでのんびり出来なくなってしまう場合もありますので注意すべきですがその点行き止まりの支線の場合はとても静かなので購入する場所の選択する場合にはあらかじめ道路具合を調べる必要もあります。

 一方、道路付けによってもいろいろなことを考慮しなければなりません。些細なことですが北道路に面しているお宅はお散歩している方からは南側(デッキや庭)は隠れてみえません。しかし、南道路付けの場合はなるべく北側に家屋を建てる場合が多いので、南側のデッキや庭は南道路から丸見え状態となります。結果的にその違いは結構大きな違いに気づくものなのです。


        


 更に考えなければならないことは駐車場の位置決めです。

 北道路の場合はほとんど問題は起きません。大抵が道路にほど近い側に家屋を建てるので家屋と車との距離はさほど遠くないケースが多いです。しかし道路付けが南側の場合は奥に建物を建てるケースが圧倒的に多いので、道路伝いに駐車場を設けると、敷地の大きさによっては歩く距離が長くなり、雨や雪が降っている場合は荷物の搬入等とても苦労します。
我が家の場合はこちらのケースで、両親が高齢であったこともあり母屋に直接車を横付けする必要があり、屋根を掛けて天候にかかわらず建物への出入りには苦労せずに済んでいます。

 

F・K Home室内アルバム紹介
 
 というわけで、どちらを選択するかは、別荘のライフスタイルによって異なってきます。

 庭を花壇のように綺麗に造形して四季折々庭の楽しさを満喫したい方にとっては、どうしてもみなさんにも観てもらいたい衝動に駆られます。 
そんな場合北道路に面した家屋ですと何気ないお散歩を楽しんでいる方々からはその綺麗な庭が見えづらいのです。

一方南道路の場合は南斜面の庭は道路から丸見えで、さりげない演出もお散歩をしている方々にとっては自然にとても美しく綺麗に見えてしまうところが、そのオーナーさんに取ってはこの上ない喜びになります。


 駐車場の位置決め・家屋の建て方で一概には言えませんが、永い別荘生活を如何に楽しく生活するかの重要な判断材料の鍵がここにあります。家だけの構図で考えるのではなく、完成後の敷地全体の風景をどれだけイメージできるかが問われる選択です。

 では次回は、「 第 9 回 観て良い家と住んで良い家 」をテーマに住む人にとってやさしい住宅とはどの様な住宅かを考えていきたいと思います。