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 【 寒冷地仕様 別荘建築のための予備知識とは 】


  第 6 回 体験宿泊の問題点
  第 7 回 週末族と永住族と季節限定族の、三族いいとこ取り

 今回は、「体験宿泊の問題点」並びに「週末族と永住族と季節限定族の、三族いいとこ取り」を連載してお届けします。

 別荘がほしい、田舎暮らしを体験してみたい、日常の様々な出来事から解放されてのんびり出来る「時」と「場所」と「空間」がほしい!と多くのみなさんが日々の暮らしの重さ故に感じることがあるものです。
 ですがどの様な場所でどの様な住宅でどの様な時間を過ごせばよいのか、憧れだけが先行しつつその中に具体性を見いだせずにいろいろなモデルハウスや別荘地や観光地へ出かけ、イメージだけが先行していきます。同じ場所同じ住宅であっても季節が違えば全く違った居住空間に変身します。

 同じ山に何度も登ろうとするのは季節が違えば違った風景を感じられるからであって、四季を通して通ってこそ、その山の魅力を真から感じ取れるものです。それは別荘にも同じことが言えます。

 行くたびに日々表情が違う別荘生活は実際に四季を通して暮らしてみないと本当の素晴らしさを感じることは出来ません。

 その点旅行とは大いに違います。
 旅行には旅行の良さがありますが、別荘生活は旅行ではないので比較すること自体に無理があります。
 よく費用対効果の話として別荘建築費でどれだけ海外旅行にいけるか!との話を聞きますが、別荘へ行くことは「自分の家に帰る」ことなので、比較すること自体が無理があります。
 そしてその行為自身の目的も違うのなのです。

 というわけで、別荘を!と思い立ちいろいろなモデルハウスに出かけ、ログハウス・輸入住宅・在来工法住宅等様々な物件を見学して回ります。
 別荘地はリゾート地がほとんどでリゾートハウスと銘打った住宅はログハウスぐらいしかありません。そこでどうしてもログハウスに気を引かれ、木の温もりや丸ログの圧倒的な存在感に目を奪われ、リゾート地でのログハウス生活に夢を描いていきます。
 その為に何冊の本を買いあさったことか、私もログ生活に憧れリゾート地での週末「田舎暮らし」に夢を描いていました。


       
 

 そこで、八ヶ岳周辺のログハウス体験宿泊の見学や現地でのログハウスの建売物件を数多く見に出かけました。そこで不思議だったのが厳冬期は見学会等はやっていないことです。
 夏の避暑にしか照準を定めていないように感じ、いろいろ質問をしますが的を得た答えは返ってきません。そこで、真冬にリゾート物件を取り扱う業者さんのところへ出かけました。その事務所は太い丸ログで建築された存在感あふれるログハウスでした。中に入って感じたのは暖かくなかったことです。店長さん曰く「ログが暖まっていない」とのことでとても寒かったのを覚えています。

 そこで初めて気づきました。永住されている方は常にログ材が暖まっているので簡単な暖房でも室内は暖かいのですが、一度冷え込んだログ材はなかなか暖まらないということだったのです。
 ログハウスは部材自体が蓄熱材なので暖かいとの印象は永住思考の方のみ有効であることに気づきました。ですので、ログハウスの真冬の体験宿泊でとても暖かく温もりのある住宅と感じることが出来るのは、最初から住宅(ログ材)が暖まっているからであってはじめて室内が快適な環境となって感じられたわけです。

 すると別荘として使用して週末のみ使用することになると、ログの蓄熱材の効果は冷たさも「蓄熱」する冷媒と化してしまうことから、現地到着早々はとても寒い住環境であることに気づき週末族希望者としては非常に悩んでしまったのでした。

 そのことを実感させられた出来事が「ビックリ体験シリーズ」でUPされていますので参考にして頂きたいのですが、別荘建築当初は週末族、歳とともに永住をも考え、そこに至る期間は時間の許す範囲で四季を楽しみたいとの希望者にはログハウスでは少し無理なことが分かりました。
 しかしログハウスにはログハウスの良いところが沢山あるので、住まう側の創意工夫を生かして、住みながらログハウスを育てていく姿勢が大切なことを学びました。
 
 そこで、様々な住宅仕様の建築物件を住宅ハウジングセンターを梯子してリゾート地に似合う物件を探し求めました。夏涼しく、冬暖かい、井戸水のような住宅で、水抜きが不要な住宅です。ですがどこにもそんな住宅は存在しませんでした。莫大な費用を掛ければ可能ですとの住宅ハウスメーカー担当者さんの話を聞くに付け限られた予算の範囲内で、目的の住環境を満たす住宅は見つかりませんでした。

 そこで自ら考案せざるを得なかったのがF・K Homeということになる訳ですが「夏涼しく、冬暖かい、井戸水のような住宅で、水抜きが不要な住宅」は簡単なアイデアで可能でした。

 真冬の週末、夜現地に着いても室内は氷点下にならずに常に3℃〜7℃に保たれています。その効果は別な項目でUPしていますので省きますが、文字通り週末のみの利用であっても、ある季節のみの利用であっても、尚かつ永住ならなおさら便利に暮らせる住宅です。

 断熱効果が高いので夏は窓を開けるとかえって熱気が室内に流入してしまうため窓は全部閉め切り状態の方が極めて涼しいです。来客の方は玄関を入ったとたんに室内を見回し「エアコンはどこに設置しているの」と尋ねてきます。締め切った状態の方が涼しいということは体験してみないと理解できないかもしれません。

 まさに冬暖かく夏涼しい井戸水のような住宅こそが「週末族と永住族と季節限定族の、三族いいとこ取り」を保証してくれたのです。

 というわけで、次回は、どの様なロケーションで家を建てると良いのかを考える「 第 8 回 地形と目的を満たす住宅とは 」をお届けします。