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【 寒冷地仕様 別荘建築のための予備知識とは 】


 第 3 回−2  不動産屋・工務店さんとは真剣勝負 編

 「不動産屋・工務店さんとは真剣勝負」付則  その2
 『土地が先か住宅が先か』」編

 前回のシリーズで不動産屋・工務店さんと勝負の際のノウハウをちこっと載せた『知ったかぶり』編をお届けしましたが、今回はその次のステップのお話しです。

 普通別荘を建てよう!とか、別荘を買おう!とかと考えた場合、資金に余裕のある方は問題外として、日常生活を切りつめ資金繰りに目安を立てて、なんとかセカンドハウスの予算の当てがついた時点でまず考えるのは、土地の選定・建物の選定、合わせ技としての別荘建売住宅の購入かと思いを巡らせることになります。

 我が家場合は何しろ「八ヶ岳富士見高原に家を持ちたい」の一心から別荘建築まで一気に話を進めました。 
 そこまでに至経緯はかなり大変な苦労がありましたが、その結果自分で勉強せざるを得ないことを知り、それなりの知識と話術で結果的には大変満足できる別荘を手に入れることが出来ました。

 しかし、別荘購入に当たっての道筋は人それぞれで、まずは憧れだけでログハウスに住みたいとか輸入○○ハウスがほしいとかという気持ちのみが先行しますが、実際は手始めに土地の購入のために仲介不動産屋さんや工務店さんリゾートハウスメーカーさんと掛け合う方が多いようです。

 事実我が家も無意識に建物よりはまず、八ヶ岳富士見高原の別荘地を買うことを前提にいろいろ調べ始めました。数社の仲介不動産屋さんに出かけ、現地の物件を見て善し悪しを判断し「次回にはもっと私達の要望に見合った土地の紹介をお願いします」という行程を数年間繰り返しました。

 というわけで、(ここでは具体的なことはお話しできないのですが)あるハウスメーカーともめた結果として別荘を建てる場合は本来どの様にすればスムーズに行くのか、少しだけ分かったことを述べて行きたいと思います。

 すでに建築する際の与件について若干述べてきましたが、別荘の利用の仕方で、永住派・週末族派・季節限定派によって住宅建築の設計予見はすべて違ってきます。
 
 利用目的の違いで建物の仕様が違って(但し予算が豊富な方は別です)きますので、建て売り別荘に興味を引かれ「今年の夏には竣工して新築の別荘で夏休みが過ごせます」などと一言いわれると、つい買ってしまおうか!となりがちですが、建売別荘はどの様なお客さんにも気に入ってもらえるようにすべてが平均点で作られ、全体としては合格点ですが、赤点すれすれになってしまいます。

 住み手側の個別事情に関係なく建築設計されているわけですから、買ったとしても住み手側が住宅にあわせる形になります。なんか変です。
 高額な買い物なので、住み手側の個別事情にあわせた住宅に住みたいと思うのが本音です。結論としては費用対効果による!といわれればそれまでですが、購入前にほんの少しの努力と知恵で、安く自分たちの住みやすい住宅を建築することは十分に可能です。

     
 

 注意すべき点は

 1.土地の選定は管理とライフラインを確認しましょう
 2.土地の選定交渉中に、建てたい建物の検証をおこない工務店さんを決めておきましょう。
 3.土地の仲介不動産屋さんから紹介してもらった物件は、
   購入前に必ず建築依頼する工務店さんに「評価」してもらいましょう。

 以上の3点については必ず守ることをお勧めします。 

 都会と違い別荘地では建坪率・容積率にそんなに拘束されないで住まいを設計できる場合が多いです。そこで、別荘生活に必要な建築与件を満たした住宅の大まかな「基本計画図」のようなアバウトな図面を土地を購入する前に検討しておきます。
 
 その際重要なのが基礎工事の内容です。
 一応平坦な土地を想定して平均単価を掴んでおくことが重要です。とりわけ別荘地の場合は森林地帯や傾斜地など未造成の土地が多いですので、土地を買ってしまった後、「この傾斜地では莫大な基礎工事費がかかります」といった例も少なくありません。
 目的の土地に目的の住宅を建てる場合、その土地の伐採伐根と整地に如何ほどの予算がかかるのか、傾斜具合で如何ほどの余計な費用が必要か、また土地の地盤が基礎工事に耐えられなるものかとか、逆にこれくらいなら平地と同じくらいの予算でOKですとかという具合に、家を建築する側のプロの目から見た土地の「評価」結果によって、購入の是非を判断すべきです。買ってからでは後悔はききません。

 というわけで、別荘地を購入する際は土地の仲介不動産屋さん購入交渉中に、目的の住宅メーカーの工務店さんとのよりよい人間関係を早く築き、土地の評価をお願い出来るくらいの親密さになったところで、一緒になって土地を買うことが出来れば理想的な「お買い物」が出来ると思います。

 実際、今後のお付き合いは、土地購入の仲介不動産屋さんよりも、家を建築してくれた工務店さんの方が圧倒的に長いわけですから、すべからく人と人との関係がすべてを決定しますので、工務店さんとのよりよい関係を築かれることをお勧めします。

 ということで私達素人では全く気づかない、いろいろな問題が土地を購入する場合にはあります。ですので自己防衛の為にも上記3点に留意して、工務店さんとの対等な人間関係を築きつつ焦らず慎重にことを進めるべきだと思います。(媚びることではありませんので注意しましょう)

 では次回は「 第 4 回 水抜き不要住宅は水通し不要住宅 」をお送りします。