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【 薪ストーブ お役立ち情報 】


 D 炉台はバリアフリー形式が一番

  薪ストーブ関して私は「大は小を兼ねない」派ですが、炉台に関しては大きい炉台に勝るものはないといえます。
 薪ストーブを焚いて初めて感じること、分かること、気のつくこと等々、やってみて分かることが数多くあります。これを事前にリサーチして設置条件を満たした炉台を作り上げるのは至難の業です。

 ですのでとりあえず、設置条件が満たされている住宅であれば大きめの炉台にした方が絶対に得策です。
 すると必然的にその形式はバリアフリーということになります。なぜなら大きな炉台は非常に邪魔になります。無意識に足の指をぶつけて悲鳴を上げる様子が目に浮かびますが、そのようなことを防ぐためにもバリアフリーにして、尚かつ掃除機を掛けやすい炉台にしておけばお掃除をする人の立場になればその有り難みに気付くはずです。

 ちなみに我が家の炉台は、耐熱ボードを敷き30×30のデザレートコットタイルを5枚×6枚張りました。理由は大は小を兼ねるのと灰を雑巾掛け出来る素材にしたかったためです。その大きさは、薪を置いておくスペースも考えて、横180×奥行150cmにしてあります。そして当然バリアフリー形式です。
 
         
   
 たまたまそれだけの余裕があって作れた炉台ですが、焚き始めて気づく幾つかの点に関して、やはり大きい方が断然便利でした。

 それに安全対策上からも大切なことなので大きさに関しては慎重に設計すべきです。

 一方薪ストーブのタイプによって薪の投入方法が違います。正面・側面・上部ですが、正面と側面の場合は扉を開けたとき必ず灰が落ちますし、薪が爆ぜて火の粉が転がり落ちることもあります。
 薪の投入の仕方によっては薪そのものも転がり落ちることさえあり、投入には細心の注意が必要です。また転がり落ちる火の粉で床を焦がすことは十分に考えられますので炉台の大きさは慎重に決定すべきです。実際友人宅では防火絨毯を敷いてはいますが、床には点々と焦げ跡が着いています。

 それに薪を置くスペースも想像以上に汚れます。
 薪を室内に運ぶ際はそれなりに汚れを落とし綺麗にしたつもりでも薪の中に虫がいたり乾燥度合いによって樹皮が剥がれ落ちてきたり、さらに薪をストーブにくべる際には必ずゴミを床に散らかすものなのです。
 そんなときにバリアフリーで雑巾がけも対応の炉台は便利です。
 我が家ではファイアーセットに小さなちりとりと箒のセットがぶらさがっています。この箒セットは欠かせない薪ストーブのアイテムの一つです。掃除のしやすい炉台!これは便利です。

以上、「炉台はバリアフリー形式が一番」をお届けしましたが、薪ストーブ設置場所のスペースの制約上やむを得ず小型の炉台しか作れない場合は薪ストーブの薪投入方式を検討しつつ薪ストーブ選びを行うことをお勧めします。

では、次回【 E 自作リアシールドの驚異的効果 】をお送りします。