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  宇宙と地球と人間と

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宇宙と地球と人間と
                       これはブナ通信に[怒る地球]と題して連載していたものの抜粋である。

宇宙のかたち
 
宇宙には無数の星が存在する。地球→太陽系→銀河系→はご存じだろう。
天の川は銀河系の厚い部分の星の集まりである。その外側にも銀河系と同じような星の集まり--星団、星雲といわれる--がある。
 隣のアンドロメダ星雲までは、光の早さで230万年かかる。ほかにマゼラン星雲やM32,M33も含めて「銀河団」と呼ばれる固まりで、隣のおとめ座銀河団までは5900万光年、そしてこの銀河団が鎖状に無数に広がっているのが宇宙なのである。(宇宙の銀河の数は1000億という説がある)
 地球から見て、太陽系の惑星以外で光って見えているのは太陽と同じように自分で光をだす「恒星」だけである。それぞれの「太陽」に惑星があるだろうからその星の数、まさに天文学的数字である。

これらの無数の星が空間に浮かんでいる事になるが、それぞれに、自転し、公転し、重力を持ち、引力で保たれているのである。
このバランスを保っているエネルギー、宇宙全体を自転させ、公転させる大きな力があるのではないか 
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原子のせかい
一方、原子力のマークでおなじみの「核」の周りを「電子」が回っている構造がある。
この核はさらに陽子と中性子で構成され、さらにこれが「クオーク」という基礎粒子でできていることまでが分かってきている。分子の世界も宇宙と同じ構造を持っているのである。
これらの素粒子も宇宙と同じ大きなエネルギーによって回転しているのである。それによって物体が物体として存在できるのである。
水も、人間も、星も同じ素粒子の集まりである。組立て方が違うだけで、素粒子の世界で見れば同じものである。「人は死ぬと星になる」事もあるのである。

つまり、宇宙を回転させ、素粒子を動かしているエネルギーで、人間も生かされているにすぎない。
このエネルギー、宇宙のすべてを存在させている「力」
これが「神」なのではないか。聖書では、神は6日間ですべてを作り、休養に入った。そして、神の日曜日はまだ続いていることになっている。
仏教で言われる「悟り」とは、この宇宙エネルギーを会得することではないのか。

そして、「神」=地球を存在させているエネルギー=は地球を痛めつけている人間を排除し始めているのではないだろうか。たとえば人間には「自然治癒力」がある。地球にもこの力があるとすれば、病原菌は排除されることになるのである。
46億年のうちで人類の存在はほんのわずかである。地球時間で人類を排除するには1000年.2000年ペースでいいのである。
温暖化だろうが酸性雨だろうが、地球自身には関係ない。人間が困るだけである。
人類は自分で自分の首を絞め、破壊へと向かっているのだ。

恐竜が滅びたように人間がいなくなったあと、地球は営々と再生することだろう。
人類よりも賢い生物を生み出すために!。