ウッドウイル版の2号機となる 日立 Lo-D HS-500
音質改善メカ「MGES」搭載
![]() ウッドウイルではシンプルですが市販品ならハイエンドクラスの 直方体エンクロージャーに納まったHS-500の名器ユニット達。 |
![]() シンプルに突き板張り無しでクリアー塗装のエンクロージャーに マグネット取り付け式の黒色サランネットで引き締めます。 |
![]() クロスオーバーネットワーク非搭載 ユニットと端子は直結です。 |
![]() ツイーター迄の高さが1100mmとなる常設スタンドに載せています。 |
![]() ユニットは落し込み加工。 特にウーファーは機械絶縁する特殊な取付け。 |
バッフル両サイドはラウンド曲面加工。 サランネット用の埋め込みネオジウムマグネット。 二液式ウレタン吹き付け塗装クリアー色半艶塗装仕上げ、 すべすべ感が伝わらないのが残念。 ![]() 全ウッドウイル作品の証の「WOODWILL」の銘板。 |
MGES本体が奥に見えます。 L-200を慎重に挿入させてMGESと合体させます。 ユニットとMGESはエンクロージャーから機械的に絶縁されている事が重要です。 |
L-200 に特殊加工して取り付けたMGESとの連結器。 ![]() このMGES本体と連結器が合体構造となってMGESが機能します。 エンクロージャーの工作精度を遙かに上回る精密加工と取付けを要求されます。 |
ウッドウイルでは従来よく使われるL/Cによるクロスオーバーネットワークの使用を止めて チャンネルデバイダーと複数のパワーアンプによるマルチアンプ方式をお薦めしています。 最高音質を求めたL/Cクロスオーバーネットワークはマルチアンプ方式の価格を超えますが、 音質はマルチアンプ方式に届かないからです。 写真は真空管式パワーアンプとシンプルなアナログ式チャンネルデバイダーの採用を お決めになったオーナー様の機材でチューニングしている所です。 機材の交換は元よりクロスやレベルの設定がつまみ一つで容易に出来る事も L/Cクロスオーバーネットワーク式では絶対に出来無い機能です。 |
![]() アルミ丸棒削り出しのホーン型ツイーター H-70HD 研磨してお化粧直し済み。 ![]() ギャザードエッジと低歪みで有名な20cm口径ウーファー L-200 オーバーホール済みです。 |
概 要 1.ウッドウイル版 HS-500 の1号機については詳しく下記に掲載していますので参照下さい。 http://www.lcv.ne.jp/~woodwill/new-hs-500.html HS-500とは縁が有りましたが、この作品製作で世に熱いファンが多数居られる事を知りました。 2.HS-500 の2号機の大きな特徴は「音質改善メカ MGES」を搭載した事です。 GESの詳細は下記の「仕様」にリンクを張っていますのでご覧下さい。 1号機ではエンクロージャーを大幅に改造、定在波対策、ネットワークのマルチアンプ化で オリジナルの音質を飛躍的に超える音質を実現しました。 2号機ではMGES搭載で更に高度な音質と音場再現が可能となりました。 中低域の明瞭度の向上、逆位相のエンクロージャー不要振動によるユニット音への干渉で生じる音質劣化の減少。 実例ではハスキーボイスな女性ボーカルが実はしっとり甘い声だった。 同様の効果で定位や音場感を向上させる(MGES無しでは音楽情報に含まれる信号を消滅させていた) 抽象的表現で恐縮ですがMGES搭載の有無を比較試聴しますとMGES無しでは聞けないと皆さんお答えになります。 3.オリジナルHS-500のエンクロージャーの劣化が酷い HS-500のエンクロージャーに用いられている木材は尿素樹脂と木材細片の混合物です。 木材は常温室内環境下での劣化は少ないのですが、尿素樹脂に含まれる各種成分は酸化と微生物による腐食等が進みます。 多くのHS-500を確認して来ましたが、背板などは一度取り外すと周辺からボロボロと崩れますので元に戻せません。 両手で強く引きますと千切れてバラバラになる程です。製造から約47年間も過ぎて形を保っているのが不思議な程です。 ユニットは状態の良い物も有ります、劣化の症状にも依りますがオーバーホールも一部可能です。 クロスオーバーネットワークのコンデンサ、切り替えスイッチなどは寿命を過ぎています。 L-200+H-70HDは最新機種にも負けない機能と音色を持っています(驚異的です)。 HS-500を気に入られて大事にされている方々は早く、対応を始められたらと思います。 |
お客様の声(無修正) 第一声 返事が遅くなりましてすいません。 無事に自宅に着きましたが、肉体のダメージが大きかったです。(補:お客様持ち帰り) オリジナルHS-500は経年劣化のため、つまらない音しか出ていませんでした。(補:オリジナルをもう一組所有) ウッドウイル版2号機 Lo-D HS-500+MGESは、楽器、歌手音声の粒立ちが凄く、またノイズが極端に少ないため、 非常に聞きやすかったです。(鳥肌ものです) HS−500の本当の力は、すごいですね。 woodwillさんで聞いた音に近づくようにセッティングしていきたいです。 詳細な情報をいただきましたので、順次取り込みたいと思います。 柴田さんは素晴らしい仕事をされていると思います。 woodwillを見つけた自分にもヤッターと思っています。 第二声 Woodwillで試聴している時から感じていましたが、 柴田さんのmailを読ませていただくと、娘を嫁がせる父親のように感じられます。 手塩にかけた、娘さんをクリアな音で音楽を楽しめるように部屋を含めて、改良?をしていきたいです。 数十年も音楽に対する興味が下降線をたどっていましたが、 改めて、40数年前のワクワク感が戻ってきました。 |
仕 様 1.ユニット : .Lo-D L-200 ギャザードエッジ採用の20cm口径ウーファー 8Ω/20W/88dB/W/m/30〜3KHz .Lo-D H-70HD アルミ削り出し/プラスチックフィルム採用のホーンツイーター 8Ω/20W/104dB/W/m/2KHz〜20KHz/f0:2.3KHz 2.クロスオーバー : オリジナルのネットワーク/アッテネーター/端子等は未搭載。 オーナー様ご希望のチャンネルデバイダー/パワーアンプによるマルチチャンネルシステムを構築。 3.寸法(最大値) : W300/H650/D420mm 4.端 子 : バナナ対応大型独立型 5.エンクロージャー方式 : バスレフ型(ダクト開口部ラウンド処理) バッフル板両サイドはラウンド曲面加工 試聴チューニングにより補強(音質調整用)と吸音処理 両サイドのラウンド曲面加工サランネット付属(マグネット取り外し式) 6.エンクロージャー材質 : フィンランドバーチ合板 バッフル板24mm厚 + 音質的補強含む 7.音質改善メカ「MGES」 : MGESハーフ仕様A(機械的接地+エンクロ絶縁)搭載 http://www.lcv.ne.jp/~woodwill/MGES-Main.html http://www.lcv.ne.jp/~woodwill/MGES-Main-Tousaihouhou.html 8.仕上げ : フィンランドバーチ生成り面に二液式ウレタン吹き付けクリアー色半艶仕上げ塗装 |
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