この作品は1号機であるBoxy−50の仕様そのままに仕上げと材質を変えて制作しました。 この作品は ![]() ![]() |
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仕 様 1.下記は1号機Boxy−50との違いです。 2.材質 :フィンランドバーチ合板 18mm厚 アメリカンチェリー(天然木つき板+和紙張りの二層構造 3.仕上げ:着色ウレタン吹き付け塗装(七分艶有り) 耐久性と質感向上の為の特別塗装仕上げ 4.価格 :お問い合わせ下さい 5.バーチ合板:バーチ合板は合板と言っても100%無垢の樺材の薄板を繊維方向に90度ずらして 張り合わせた材料で素材の良さと無垢材単体の反りや収縮を押さえた音響的に優れた 素材で、無垢材以外の市販される合板としては最良の素材です。 |
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特 徴 1.1号機Boxy-50のエンクロージャー材質”シナアピトン合板”に対し本作品は フィンランドバーチ合板を採用しています。 2.FE206Eは伝統的なFEシリーズの特徴を引継ぎ更に機能アップした人気ユニットです。 特徴として明るく張りのある音に加え繊細さと低域の力強さが加わっています。 3.しかし最大の特徴はBoxy-50システムとして音楽情報をありのままに目前にさらけ出す事でしょう。 これは聞いていただければ即座に理解出来る事です。まるで超高性能モニターSPの様に。 この音を聞いた後ではどんなシステムでも反応の鈍い分解能の低い音と感じてしまい、 聴感をリセットするのに数日間必要(私の場合)な程です。 4.しかし全てに完璧とは言えません。FE206Eの特性か20cm口径フルレンジの宿命か 如何に高性能であっても基本構造から来る音の平面的な聞こえ方は存在します。 これは同口径での2,3Wayシステムなどと比較して分かる事であります。 5.等工房でのチューニングはこの一点をどうやって解決するかにありました。 コンピューターによる設計やシュミレーションで低域再生限界能力などは解析でき内容積などは 比較的容易に算出する事が出来ますが、先に述べた聴感上どの様に聞こえるかは やはり試聴によるカット&トライに頼らざるを得ないところです。 6.結果的にバーチ合板の採用とチューニングは上手く働きました。 FE206Eとエンクロージャーは一体となりハーモニーを奏でてくれます。 平面的な響きは気にならない程度の個性の範囲に収まったと判断いたします。 補 足 Boxy−50製作過程で得たノウハウとして同ユニット使用のフロントロードホーン型(FH)を 開発しようと考えております。密閉/バスレフ型+FH又はバックロードホーン型(BH)+FH となるか又は両方かは未だ未定ですが驚く様な効果が出るのを確認しています。 比較的簡易なシステムでオールホーン型の特徴的な解像度とトランジェントの良さを 再現できればと考えています。 |
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![]() ウッドウイルの試聴室での様子です。 |
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![]() サランネットも両サイドは本体に合わせたR加工です 正面下に塗装仕上げまで行った作品だけに装着する ウッドウイルの真鍮銘板が見えます |
![]() スペアのサブバッフル。 口径の違う2種類のサブバッフルに長さの違う バスレフダクトが複数付属します。 |