日常雑記


注意 今月(四月)の日記は、FF12のネタバレが豊富にふくまれております。
それが嫌な方は、今月の日記を読まないことを強くお勧め致します。



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2006年4月30日(日)
 かなり日記の更新間隔が空いてしまいましたが、ようやくクリアにこぎつけました。プレイ時間は五十五時間程、約半月かけてのクリア。発売日より一ヶ月遅れたスタートでしたんで、詰った時は攻略サイト様を頼ればOK!! というのが大きかったと思われますが(苦笑)
 仕事の関係で、平日が一時間から二時間程度の稼ぎ、休日に一気にストーリー進行、というスタイルをにならざるを得なかったので、イマイチ面白くない日記しか書けなかったのが残念でなりません。
 次はヴァルキリー2をやる予定ですが、今度は今回の反省を活かして面白い(読んでいて)ものを書く努力をしたいところです。

 とりあえず、プレイした感想としましては……
 ストーリーがかなり薄かった、というのがクリアした直後の感想です。えっ? もう終わりなの、というのが最初の印象でした。自分の野望のために動いていたように見えたヴェインも、実は人間以外の存在が人間の歴史に干渉することを嫌ったが故の行動だったわけでして。
 破魔石(人間以外の存在が授けた力)を求め続けて、最後にそれを放棄したアーシェと根本的には同じなんですよね。ただ、やり方が違っただけで。明確な善悪が存在しないストーリーが悪いとは言いませんが、せめてもう一工夫欲しかったところかと。素材は悪くないのですから。

 反面、システムはかなり凝っているというか、作り込まれておりました。今までと全く異なるバトルシステム、10のスフィア盤の進化系ともいえるライセンス等等。召喚がイマイチでしたが、かなり遊べるシステムだと思います。
 何も考えずにガンガンストーリーを進めるよりは、色々寄り道(モブハント等)をして進んだ方が効率が良いことを見ても、そういう進め方を前提にしてゲームバランスを取っていることが伺えます。私は基本二回以上プレイする前提で遊びますので、一回目は敢えてそういうものを無視しますし、意図的な稼ぎをやらないのですが、今回それが裏目に出ました。
 たまたま、仕事の関係でプレイ時間を削られたので、本人の意思に関係なく稼ぎをする羽目になったのが幸運だったのかもしれませんが(笑)

 私は常々「ゲームはストーリーよりもシステムを重視するべきだ」と思っていますが、それはゲームだからです。ストーリーを楽しみたければ映画でも小説でも漫画でもいいわけです。
 ゲームにしかない何かがあるから、ゲームをプレイするわけです。故にゼノギアスは未だに私の中で評価低いですし、ヴァルキリープロファイル(レナス)は高評価だったりします。一時期やり込んでいたノベル系ゲームをやらなくなったのも、それが一つの理由でもありますし。
 FF12は、そういった視点から見ればかなり高レベルなゲームだったと思います。ただ、近年FFシリーズはストーリーを重視した作りになっていましたので、それを期待していた方には駄作になってしまうでしょうけど。
 最後になりますが、バルフレアの「この物語の主人公だ」という台詞が冗談や軽口などではなく、かなり本気に聞こえてしまったことを追記しておきます。いや本当、あんたが主人公ですから。
2006年4月24日(月)
 FF12はバルフレアとアーシェの物語で、メーカー側が主人公と定義しているヴァンはおまけにしか見えない今日この頃です。
 バルフレアは実は帝国技術者のシドの息子で、しかも一時期ジャッジをやっていて……すげぇ、この設定だけでヴァンはもちろんのこと、王女かつヒロインのアーシェまで霞んでしまう破壊力だ(笑)

 FF2からチョコボと同時に登場して、そのままシリーズ皆勤賞続けているシドですが、今作のシドはかなり悪役。というか、現時点では完璧に悪役。ヴェインと親しくしている時点で悪役確定っぽかったですが、ヴェインに騙されている可能性もあり、その時点では断定できませんでした。
 三十代の渋いおじさんだったり、六十過ぎて孫までいるお爺さんだったり、奥様は魔女だったりと、色々設定が変わって忙しいお方ですが、今回はバルフレアの年齢から四十代後半から五十代半ばと推測されます。シリーズ通して不変のチョコボと対称的だわな。

 こうもバルフレア引き立てるのであれば、いっそのことヴァンでなくバルフレア主人公にした方が良かったように思えます。この辺りは企業戦略というか、イメージの問題も大きいと思いますけどね。
 仮に発表段階で空賊のバルフレアが主人公と公表された場合、相当な反論が出るだろうことは容易に推測できます。世間慣れし過ぎているバルフレアよりも、未熟なヴァンの方が主人公としては適役でしょうし。

 もしかすると、シナリオライターの方も本当はバルフレア主人公にしたかったけど、それが難しいから今の形になったのかもしれませんね。現時点での二人の扱いを見る限りでは、そうとしか思えませんって(笑)
 ヴァンはドラクエ型主人公、プレイヤーが感情移入しやすいように作ったのか、と一時期思ってもいましたが、そういうわけでもなさそうですし。そろそろ主人公は俺だ!! と言わんばかりの見せ場が欲しいところですな。
2006年4月23日(日)
 FF12において、妙にボスが強ぇと思っていたのですが、今までのFFと特別違っていることをやっているわけでもなく……と、ここで思い出しましたよ。私、ATBが導入されて以降ヘイスト狂信者でして、ボス戦では必ずヘイスト。何はともあれ最初にヘイスト。余裕があったら相手にスロウ。
 敵が一回行動する間にこちらは二回行動できるのですから(感覚的に)圧倒的優位を保てます。どうもキツイと思ったら、ヘイスト忘れてたよ。

 ということで早速ヘイストを習得……のはずが、ない、ない、ない。ライセンスボードにヘイストがない。魔法店で買うことはできましたから、覚えられないわけがないのですが。
 仕方ありませんので、リセット前提で1キャラに実験台になってもらうことに。ようやく見つけたヘイストは時空魔法のレベル6(?)に設定されておりました。今までは比較的序盤で使えた魔法でしたので、すっかり騙されましたよ。

 こうなりますと今まで私が取ってきた手法である「物理攻撃系のキャラに補助魔法を覚えさせて、魔法攻撃系キャラの負担(MP消費)を減らす」というのがかなり困難なようです。
 今作は物理攻撃系キャラにすれば、ほとんどMP使わないでも問題ない仕様ですので、有力な補助魔法は簡単に使えないようにしたのかもしれません。何せ、走っていればMP回復しますから、たまにしか魔法使わない物理攻撃系キャラのMPは常に満タン近いでしょうし。

 ここまで長々と色々書いてきましたが、極論申し上げますと、ミストナックという必殺技を駆使すれば大抵のボスがかなり楽に倒せそうな気が(笑)
 一発打てばMPを1/3から全て使い尽くす使い捨て兵器ですが、その威力はかなりのもの。特に他のキャラと連携させるミストナック連携が決まればボスの体力を半分近く奪い去ることも十分に可能です。
 今作のボスは体力が減ると攻撃が凶悪になりますので、1/4くらいまで削ったらミストナック連携で屠り去るのがよいかと。このボスの凶悪化も最初にミストナック連携で削ってから……というのを防ぐための手法なのでしょうな。
 いやはや、本当に上手くバランスを考えて作っていやがるぜ。
2006年4月22日(土)
 私はRPGにおいて「稼ぐ」というのが嫌いな人間でして、結果的にあまり強くない状態でボスに挑むことが多くなります。それの回避策としまして「基本的には逃げない」という戦術を取っておりました。
 最近のRPGはランダムエンカウントを逃げないで戦っていれば、ボス到達時にそれなりの強さになるよう微妙というか玄妙な調整がなされております。特にそれが顕著だったのがFF10だったりしますが。

 しかし、今回FF12では意図的に「稼ぐ」ことをしないと、かなり苦しくなります。上手く稼がないといつまで経っても金が入りませんし、道中の宝箱にはまともな物がほとんど入っておりません。
 敵が落とした「換金以外に使い道のないアイテム」を売りさばいて資金にする、あるいは指名手配モンスターを狩って賞金を得るのが主な金稼ぎの手段。はっきり言って、私の性格では面倒の一言で御座います(笑)

 最近仕事が忙しいこともありまして、一日一時間程度の稼ぎだけを行っておりましたが、今日は時間がありますので久々にストーリーを先に進めることにしました。
 ヒロインのアーシェが今までのFFヒロインとは全く違うタイプのキャラ……まあ、最初からそんな感じではありましたが、今更それを再認識したってところでしょうか。
 力を渇望するのは大抵主人公の役割かと思うのですが、FF12ではアーシェがその役割。しかも、それが半端じゃないレベルで渇望しております。
 
 私にもっと力があれば、彼(旦那)は死ななくてすんだのに。
 私にもっと力があれば、国が滅びずにすんだのに。
 私にもっと力があれば……以下略。
 
 実際こんなことは言いませんが、彼女の心境はこんなところかと。

 今日は「背徳の皇帝マティウス」と戯れて参りましたが……実はFF2のラスボスの名前だと気付く人は少ないでしょうな。ゲームで「こうてい」としか表記されませんし。
 確かFF2の小説において「皇帝マティウス」と書かれておりました。FF2のシナリオを担当された方の書いた小説ですので、ゲームの「こうてい」もマティウスなのだろうと推測されます。
 まあ、あのデザインだとマティウスというよりマリリスの方が近いんですが。
2006年4月16日(日)
 仕事が忙しかったせいもありまして、ひたすら金&経験値稼ぎに没頭しておりましたが、ある程度強くなったと思われますのでストーリーを先に進めることにしました。
 あれほど苦戦したデモンズウォールを瞬殺。やべぇ、強くし過ぎたわぁ、とか思いつつも先に進むと、ボスっぽい奴が出現。魔人ベリアル……ウィーグラフ、貴様、いつの間にFFTから出張してきやがった!!

 FFTにて苦戦しまくった相手でしたので、かなり嫌な予感がしておりましたが、あの苦戦が嘘のように楽勝。まあ、FFTは配下モンスター×4+ベリアルという布陣だったのに対して、今回はこちら四人に対して相手はベリアル一体。楽勝ではありませんでしたが、それほど苦戦はしないレベルでしたかと。

 ケアルラ覚えてから、随分と楽になりました。ケアルの三倍近い回復量の上に、一定範囲内の全員を一度に回復できるという壊れっぷり。こんなことならさっさと覚えておくんだったと思っております。ケアルダは回復量こそ多いものの、一人しか回復できんので、当分御世話になることはなさそう。
 この分だと、ファイラなども範囲攻撃あるいは画面に見えている敵全部に攻撃できそうな気がします。早く覚えたいけど、金が足りん。また金稼ぎに行きますかね。

 帝国の跡目争いなど、ストーリーも核心に近付いてきた雰囲気ではありますが、生田美和が絡んでいる割には普通っぽいのがどうも気になるところ。彼女は男尊女卑の傾向が強い(と思われる)ファンタジーの世界において、男女平等つーか、むしろ女性上位なシナリオ書いてましたんで……それが見えてこないですね、現時点では。

 登場人物敬称略
2006年4月10日(火)
 いつもと同じように、極力サブイベントやレベル上げという行為を回避して進めてきましたが、まだ序盤から中盤くらいと思われる箇所にていきなり頓挫。デモンズウォールに勝てねぇ。攻撃力低過ぎて制限時間内にHPの半分も減らせねぇーよ!!
 まあ、ゲストキャラが平気な顔して200前後叩き出しているのに、一番攻撃力の高いバッシュやバルフレアで130前後、アーシェやパンネロに至っては50程度しかダメージ出せてないから当然っちゃ当然か。

 ということで、しばらく経験値&金稼ぎに没頭することに。FF12はとにかく金がかかるんで、今だに初期装備のまま+魔法はケアルとファイアだけ、という貧弱過ぎる状態。
 6キャラいますから、キャラ毎に役割を決めてそれに特化させて育てた方が時間と金がかからずにすみそーだな、という安易な思考に基づきキャラ育成。
 前衛がヴァン(兼中衛)とバッシュ、中衛がバルフレアとフラン(兼後衛)、後衛(操作キャラ)がアーシェ(兼中衛)とパンネロ、ってな具合。単純に各キャラの初期装備&習得ライセンスからこうなっただけで、あまり深く考えておりません(笑)

 自分でパンネロ操作していて思ったのですが、服装が異常に体のラインをくっきりとさせる服装なんですよね……いわゆるセクシーコスチューム? 服装だけならアーシェが一番お気に入りですけど、パンネロ操作していると丁度いい具合にセクシーなラインが見れるんですよね。
 ヴァンとか操作するより絶対楽しいって、これ……と、すっかり俺も歳を取ったなぁ、と実感する今日この頃。もう完全な助平親父です(爆)

 一応断っておきますが、戦術面からもパンネロかアーシェを自分で操作するのが正しいと判断しております。それ以前にパンネロは自分で操作しないとすぐ死ぬし。アーシェに至っては、自分で操作していてもすぐ死にます。
 自分で操作しなかった場合、アーシェ>>>>>パンネロ>>>他のキャラという具合に死亡率が高かったのでこの二人は優先的に操作するようになりました。バッシュはHPのと防御力の高さ、バルフレアは武器(銃)とそこそこの打たれ強さのせいか中々死にません。
2006年4月9日(日)
 現時点で大体プレイ時間が十時間ちょっと。今更ながら、システムを半分も理解していなかったことに気付いて大慌てしている有様です(笑)
 今回アビリティ関係も魔法と同じでライセンスで覚える→店で購入、という流れを踏まないと使うことができないようです。どうりで、ライセンスでアビリティを覚えても使えないわけだわな。
 武器防具魔法だけじゃなく、アビリティまで金がかかるのかよ、今作は。モンスター倒しても直接金落とさない上に、物価が割に合っとらんので、今までと違って必要以上に稼ぐプレイを要求されそーです。

 某サイトにてバルフレアが格好良過ぎ、こいつ主人公にして作り直せばよくねぇ? という記述がありましたが、確かにバルフレアは格好良過ぎ。主人公のヴァンが年齢の割に子供っぽいこともあってか、この二人の年齢差は十歳以上あると思っておりました(実際は五歳違い)
 現時点ではバルフレアが完全にヴァン喰ってます。バキにおけるバキと花山のよーな感じですな。バキも主人公活躍するより花山活躍している時の方が面白れーよ。

 FF12なのに、どーしてバキの話などしているか、俺。ということで軌道修整。このゲーム、敵の攻撃を回避することがまず不可能な上、攻撃される前に倒すこともかなり厳しい。しかも、敵の一撃一撃が重いという結構ストレスが溜まる仕様です(笑)
 その代償としまして、走っているとMPが自然に回復するというシステムが導入されています。しかし、オート操作にしているキャラは走ってくれませんので、走らせたい(MPを回復させたい)場合は自分でキャラを操作しないといけません。
 結果、私がメインで操作するのはアーシェかパンネロということになっております。走りまくってケアル飛ばす回復砲台……いや、Dでも似たようなことしているんですが、気のせい?

 FFタクティクスというよりはFFタクティクスアドバンス(以下FFTA)の世界観を導入しているようで、ワニに似たバンガ族や兎を元にしたと思われるヴェイラ族、FFシリーズおなじみで、FFTAでは主人公の相棒でもあるモーグリ族など、FFTA特有の種族がバンバン登場しております。
 どうも、今までのFFという概念にとらわれていると逆にというか、かなり詰りそうな気が致しますので、新作RPGをプレイしているというつもりでやった方がよさそうですね。
2006年4月7日(木)
 今日(この日記を書いている時点では8日ですが)FF12をようやく購入致しました。一応、身の回りの始末がある程度できましたので、一日一時間から二時間程度プレイする予定です。

 さて、早速PS2の電源を投入して、ディスクをセット。オープニングの曲がFF4のやつのアレンジだったのには少し驚かされました。ゲーム開始してから約五分「間違って映画のDVDでも買ってきたか?」と勘違いしてしまうほどのムービーの出来映えに感嘆しつつも、シナリオライターに“生田美和”の名前を見つけて一人ニヤニヤしておりました。
 この方の書くシナリオはかなり独特かつ強烈でして、主なものとしてサガフロンティアのアセルスシナリオ、聖剣ROM珠魅シナリオ等等。人を選ぶようにも感じますが、私はこれらのシナリオが大好きでしてね。スクウェアのシナリオライターで一押しのお方なんですよ。

 と、思っていましたら何故か結婚式が始まって、そのまま戦争のシーンに突入。ヒロインと思われる人物が、ゲーム開始僅か十分足らずにしていきなり未亡人。さすが生田美和、やる事が違う(シナリオ担当は二人ですので、彼女の仕業かは不明ですが、八割型彼女だと思われます)
 約十五分くらいして、ようやく本当の意味でのゲームスタート。いや、これが三十分続いたら本気でDVDと勘違いしたかもしれん。スクウェアのゲーム……と、ここまで書いていて思い出したのですが、スクウェア・エニックスじゃねーかよ。以下SEと勝手に略していきます。
 SEのゲームは説明書を読まなくてもプレイができる親切設計。例外もあるにはありますが、看板ソフトのFFでそれはできんでしょう。

 プレイ直後の感想が、いつから俺はモンスターハンターやっているんだ? もはやこれはFFと呼んでいいのかすら不明、というほどにシステムが変化しておりました。せめて十字キーでもキャラ操作するようにはして欲しかったかと。説明するならアクションAPG、もっと言うならFF11をそのまま家庭用に持ってきたような印象でした。
 システムも全般的に面倒……と思っていたのは最初だけで、以外と簡単。主要システムのライセンスは、FF10のスフィア盤をシンプルにしたやつ、でしょうかね。ただ、装備品までライセンス設定されているのが面倒といえば面倒。キャラ別に装備品制限あったほうが頭使わないでいいから楽なんですけど(笑)

 どうやら世界設定のベースがFFタクティクスに準じているようでして、イヴァリースという地名や音楽の雰囲気等、FFタクティクスっぽさが所々ににじみ出ております。そういえば、FF9も所々タクティクスっぽかったよーな。
 最初は面倒な操作に戸惑いましたが、慣れればこれもまた面白いかと思います。もっとも、通常のARPGとは違って、敵の攻撃を狙って回避するのはほぼ不可能ですから、FF12独特の戦略を立てる必要がありますね。とりあえず、早いとこケアル覚えんとポーションがいくつあっても足りん。

 登場人物敬称略
 




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