中国雲南省旅行記-1




雲南省

はじめに

 定年退職の記念に中国雲南省の昆明、麗江、大理、そして西双版納(景洪)の四都市を独り歩きしたときの、感動や失敗談などをご紹介します。






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1日目)成田→上海→昆明

松茸 昆明君楽酒店

 成田発が約2時間遅れ、上海で乗換が30分しかありません。あの広い上海浦東空港を、汗びっしょりになり、 走りました。なんの説明もなく、結局上海発も1時間遅れでやっと搭乗できました。

日本人ビジネスマンはほとんどいません。リーマンショック以来、中国路線は休止や減便が相次いで いる実態がよくわかりました。 その代わり、大声を出す中国人団体客が、圧倒的多数でした。

機内食で、雲南省特産の「松茸」が出たのには、思わずうれしくなりました。 上海での乗換の「冷や汗」も忘れさせてくれました。

昆明空港に到着したのは、夜11時半過ぎで、空港ロビーは非常に混雑していました。 自分の荷物がどこから出てくるのか、深夜のため表示がなく、特に上海で「トランスファー」 しているので、不安でした。 係員に聞いても、わからないとのことで、やっと1時間後に見つかり疲れがどっと出ました。

空港内では、ホテルはどこかと尋ねてくるので、「謝謝、不要」と言ってタクシー乗り場へ 向かいました。 深夜も既に1時を回り、並んでいる列を乱し大声を出し、先を争い乗車している客がいました。 この光景を見ると、やっと中国に来たという実感を持ちました。 大変ハードな初日でした。



2日目)午前 昆明翠湖公園  午後 昆明→麗江(国内便)

昆明翠湖公園 麗江空港上空

「昆明君楽酒店」で、朝食後両替と、2Fの旅行社で午後の麗江行きのエアチケットとホテル予約をしました。   ネットで事前に調べた時刻、運賃でほっとしました。

 予約した「麗江官房大酒店」は5つ星にもかかわらず、1泊430元(約5,800円)で思わずうれしくなりました。

 昆明では午前中、近くの翠湖公園へ歩いて行きました。音楽をかけ、体操や踊りをしているグループが いくつもありました。「春城」と言われる昆明市内は、まさに花いっぱいでした。

午後、昆明を出発し、麗江空港は、5,000m級の山岳地帯の深い峡谷にあり、あの「玉龍雪山」が 目の前でした。 旋回しながら高度を下げていくので、揺れが激しく、しばらくすると眼下には麦の段々畑が見えてきました。

着陸したのは、空港というよりも、直線道路というイメージでした。付近には人家など何もありません。 空港から、標高2,400mの麗江市内までは28kmもあり、あの「張芸謀」監督の「印象麗江雪山編」の 看板がいたる所にありました。

標高が高い割には、寒くなく、空気の薄さも感じません。



3日目)玉龍雪山(雲杉坪)、麗江古城(木府)

玉龍雪山 雲杉坪

 現地時間の午前7時半にやっと明るくなりました。  軽のワゴン車風のバスで、「玉龍雪山」風景名勝区へ行く。入山料は160元と高い。 

「甘海子」で、標高4,500m行きのロープウェイのチケットを買おうとしたら、 本日は、強風のため運休とのこと。残念。

代わりに、「雲杉坪」行きのチケットを75元で買い、シャトルバスで、約10km先の ロープウェイ乗り場へ。

3分ほどでロープウェイを降りたら、今度は15人乗りの電動カートへ20元で乗り、 やっと目的地の「雲杉坪」。

標高3,200mに立つと、万年雪をいただいた主峰5,600mの「玉龍雪山」の東壁が 眼前に見える。まさに絶景だ。

「雲杉坪」の草原には山羊が放牧されており、観光客は遊歩道を散策。 こんな高地でも、思ったほど寒くないし、空気も薄く感じない。 殆どが中国人の団体客で、大変な混雑だ。




麗江古城 木府

午後は、麗江古城の「四方街」と「木府」へ行く。「木府」では、団体客の後を ついて行き、ナシ族の木氏が統治していた様子を、ガイドさんの説明で聞いた。 感動した1日であった。





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