上海万博旅行記




参加国の国旗 日本館

はじめに

「上海万博」の見学と古い友人に再会するために、3泊4日の短期間旅行をした。退職記念に家族からもらった「旅行ギフト券」を利用して、「LOOK JTB」ツアーに参加した。




1)ツアー?
 成田空港のJTBオフィスに指定時刻に行ったのだが、団体客はいない。上海浦東空港に現地人ガイドが迎えにきており、 もう1組の家族3人のお客とワゴン車に乗って、市内のホテルに向かった。

話をしてみると、この家族は別のツアー、別のホテルであった。 このため、上海賓館を経由したので1時間以上かかり、やっと上海駅前の「上海広場長城暇日酒店」に着いた。 ツアーといっても私一人だ。

右の画像⇒上海万博・中国館


 


2)席を譲ってもらう
会場入り口 タイ館

 開園の30分前に、地下鉄「馬当路」駅前の広大な特設広場には、既にものすごい人、人、人。  安全検査でペットボトルの水を、係員の前で飲んでみせて安全であることを証明した。

 地下鉄は、万博会場の中心部にある「世博大路」まで期間中無料。満員電車の中で、若い女性が私に席を譲ってくれた。  昔と比べて、公共マナーがよくなったことに感心した。

まず、近くの「タイ」館へ行った。30分位並んで入館した。3Dの映像を見ながら、雨の場面に なったら、天井から「小雨」が降ってくる。これを称して「4D」と言うらしい。


3)素晴らしい「中国省区市連合館」
有機EL画像 雲南省ブース

   中国館は、万博会場の中心部にあり、ひときわ目立っており、その1階は、「中国省区市連合館」。  約30ある「省区市」がそれぞれの特徴を展示しており、人気ブースは1時間以上並ぶ。「有機EL」により薄い曲面に映像を映し出して  いるのが印象的だ。

台湾、香港、マカオは別の独立館になっている。中国の空港でも、この3地域は、国内線ではなく、国際線扱いになっている。 おもしろい。暑さと広さに圧倒され、疲労困ぱいで、午後4時には、地下鉄に乗り、ホテルへ。


4)2日目は午前中土砂降り
日本産業館のショー 産業用ロボット

 地下鉄を乗り次いで万博会場へ。雨にも拘わらす日曜日なので、今日も約40万人か。傘をもっていないので、ずぶぬれ。  アイスクリームとペットボトルを15元(約195円)で買ったら、おまけに宣伝用の折り畳み傘が付いていた。  なんとラッキー。  

 「日本産業館」を観たいと思ったが5時間待ちの表示。あきらめて隣のショーだけ見た。韓国館を観たが今一。   そういえば、長時間行列ランキングの3位に「日本館」、10位に「日本産業館」が入っている。  


5)大阪万博と比較して
会場付近

 毎日の入場者数が、地下鉄内にも表示され、過去最多の大阪万博の入場者数を抜くのは確実で、  目標7,000万人だそうだ。

 1970年の大阪万博と比較すると、(年がばれるかな)仮設の建物が少なく、終了後に記念公園にするには、  あまりに広いという印象である。跡地利用は?万博不況にならなければよいが。

 調べてみると、大阪万博では、中華民国と英領香港は、参加しているが、文化大革命中の「中共」は、  国際社会に参加していないのですね。

 当時、日本は、GNPで西ドイツを抜き、世界第2位になったばかりであり、  今年、中国は、その日本を追い抜き、やはり世界第2位になるとは、奇遇ですね。


6)15年振りの上海駅
上海駅 上海駅前

上海駅を15年振りに訪れた。当時の面影は全くなく大変きれいで、びっくり。  長距離切符も自動販売機で、画面にタッチして選択し購入する。  高速鉄道により上海、南京間をたった75分で結び、30分間隔で運転している。  昔は、丸一日かけて往復したものである。

 浦東地区にある「上海環球金融中心」へ行く予定であったが、あいにく雨で取りやめにした。この  超高層ビルは日本の森ビルが建設したもので、100階に高さ474mの世界一の展望台があり、ガラスの床から、地上が  見えるという。
「INDEX」ページの画像参照。

 市内は、地下鉄がすでに13号線まで開通しており、至る所高架道路が走っており、高さ100mを超える超高層ビルがおよそ400。  さらに新しい高層ビルが1日3棟のペースで増えているという。上海の高層ビル群は、デザインが優れており、見ていて楽しい。  


7)孫先生に再会できず残念
楊州炒飯

 「老朋友」(古い友人)である孫先生に再会するのを、楽しみにしていました。しかし、直前にEメールが  入り、「南通」へ1週間出張で逢えず申し訳ないと連絡があった。彼のお父さんの料理を楽しみにしていたのですが。





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