西安・シルクロード旅行記-4







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7日目)ウルムチ→敦煌(エア便)

ウルムチ空港 ウルムチ上空から

 ロシアに近い最北の「阿勒泰」(アルタイ)から来た「劉強」君と、ウルムチ空港のロビーで話しをした。
 26歳、元軍人で西安へ行くという好青年。「あなたの年収はいくらか。」と聞いてくる。  さすが中国人。初対面でも必ず聞く。

 ウルムチ上空から、区画整理された広大な畑が見える。




敦煌空港 反弾琵琶象

 昨日、TEL予約したした時、敦煌賓館で空港に迎えに来てくれるとのこと。「歓迎 平出先生」という紙を持ったタクシー運転手が 迎えてくれた。
私の中国個人旅行では初めてのことだ。もちろん、無料送迎だ。

敦煌市内中心部のロータリーに、莫高窟の壁画がモデルの「反弾琵琶象」が建っていた。





 
沙州市場 漿水面

 ホテル近くの「沙州市場」で、夕食に漿水面。5元。「羊肉串刺し」や名産の葡萄も食べた。  







8日目)敦煌 莫高窟、鳴沙山、月牙泉、中秋晩会

敦煌郊外の砂漠 莫高窟1




莫高窟2 莫高窟3

 敦煌莫高窟へは、市内からバスで行く。郊外に出れば一面砂漠。中国人と同一料金160元で入場。
 30人程度のグループ毎に、ガイドに付いて見学。正面にある第96窟は、9層の楼閣で、高さ35mもある弥勒大仏が鎮座している。

 洞窟内の10箇所ほどと、博物館を見学。こんな巨大な石仏や壁画を唐代を中心に造られたのには驚き。
 仏教遺跡のため、幾多の戦乱の中で破壊を免れ、後世に残されたのは貴重だ。内部撮影が禁止されており、画像を紹介できないのが残念だ。





鳴沙山1 鳴沙山2




月牙泉1 月牙泉2

「鳴沙山・月牙泉」へは市内3路バスの終点。いきなり大砂丘である「鳴沙山」。観光用駱駝(らくだ)や電動カートへの客引きが激しい。
 それを断り砂漠の中を、約30分歩いて「月牙泉」へ。「月牙泉」は、大砂丘に湧く三日月形の泉で、枯れたことがないという。
 泉の水は蒼く、まさに砂漠の中の一服の清涼剤だ。   





中秋晩会1 中秋晩会2

 今日は十五夜で中秋の名月。中国では「月餅」を贈ったり、食べたりする風習のある大切な「節日」である。
 敦煌賓館でも、野外特設ステージで「中秋晩会」を開いた。

 宿泊客などを無料招待し、月餅や地元名産の葡萄などを振る舞い、唄、踊り、コメディ、二胡演奏などの多彩な催し。
 英語の他に、日本語でも歓迎の挨拶をしてもてなしてくれた。 多謝。




敦煌賓館庭園 名物「炒搓魚」

敦煌賓館は老舗の高級ホテルで、貴賓楼には竹下首相夫妻や、江沢民、トウ小平などの国家の要人も泊っている。
 ホテルスタッフが、かたことの日本語で、笑顔でもてなしてくれる。1Fには日本料理店「富士」もある。日本のホテルのようだ。

   昨日と同様に近くの「沙州市場」へ出かけ、敦煌名物の「炒搓魚」を食べた。魚の形をしたうどんである。






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