台湾旅行記



はじめに

 台湾への出張の際に、現地社員の案内で観光地を訪れましたが、その他に休日を利用して独り歩きしたときの、失敗談などをご紹介します。
 台湾の雰囲気を味わうために、電車やバスなどの公共交通機関をできるだけ利用しました。
 




1)「ホテルまで送るよ」
 台中市内で、ホテルに帰ろうとして道に迷ってしまった。商店の前で、椅子に腰掛けて新聞を読んでいたおじいさんに、「請問」(お尋ねしたいのですが。)と言ったら、すぐに日本語で道順を教えてくれた。

 お礼を言ってから、しばらく歩いて行くと、不安に思ったのか先ほどのおじいさんが自転車で追いかけて来て、「ホテルまで送るよ」と言って、一緒に歩きながら話しをした。ホテルが見えたところで改めてお礼を言い、謝礼にお金をさし出したがもちろん受け取らなかった。


2)オートバイと衝突
 道路を横切ろうとして、オートバイが来たので身の危険を感じ、立ち止まったところへぶつけられた。幸い双方とも大事にはいたらなかった。後でこの話を台湾の「朋友」(友人)にすると、「立ち止まらずそのまま歩き続ければ、オートバイはあなたのすぐ背後を通過する」とのことである。

 車は日本とは反対に右側通行で、しかも「車優先」の社会である。日本人から見ると、ハラハラ、ドキドキの危険な習慣に思えてならない。


3)バスが時間前に出発
 バスターミナルから私の乗ったバスは、驚いたことに時刻表の時間よりも、10分も前に出発してしまった。誰もなんとも言わない。

 帰りには、現地の人にバス停の場所を教えてもらった。そこへ行くと時刻表示が無く、また、バス停だという標識すらない。不安のままじっと1時間も待ったら、やっとバスが来た。ああ一安心。

 ワンマンカーなので、料金箱にお金を入れても、運転手は自分のポットのお茶を飲んでいて、お客がいくら入れたか見ようとしない。ほかのバス停でお客が乗車したときも、確認しようともしない。非常におおらかである。国民性なのか。


台北・故宮博物院 台北・龍山寺


4)「さようなら」
 36人乗りの小型プロペラ機で、東部の名勝地「花蓮」へ行ったときのことである。飛行機を降りるとき、スチュワーデスがひとり一人に「再見」(さようなら)と言い、私を見たら、いきなり日本語で「さようなら」と言った。私は普段着のままで、荷物も持っていないのに、一人だけの日本人が、やはりわかるらしい。


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