長江三峡、華北旅行記-1




長江


重慶市 湖北省 山東省 天津市

はじめに

 晩秋に中国観光の総仕上げとして、3泊4日の「長江三峡下り」と、華北地方を訪れた。重慶、宜昌、武漢、済南、曲阜、泰山、天津、そして北京の8都市を訪れたときの独り旅日記である。






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1日目)成田→北京→重慶

北京首都国際空港 重慶洪崖洞大酒店

 羽田発北京行きは、中国人観光客が全くおらず大変静か。北京首都国際空港は、日本の「円借款」の一部で建設されたもので巨大な空港。大変寒い。 乗継ぎの重慶行きは、定刻通り離陸。

 重慶江北空港からバスで市内へ向かい、その後タクシーで「重慶洪崖洞大酒店」へ行き、夜10時半チェックイン。

 このホテルは、名前の通り「嘉陵江」河岸に面した崖にあり、道路沿いの最上階の8階がフロントである。





インターネットTV 私のホームページ

部屋には、インターネットTVがあり、早速中国検索サイト「百度」で検索したが、非常に高速で、かつ32インチ画面は見やすい。  私のホームページも瞬時に表示される。もちろん日本語は文字化けするが。

 






2日目)午前 国内便のエアチケット購入、三峡下りの予約、  午後 重慶 磁器口、長江三峡博物館、夜、重慶港から乗船、出航 

朝天門広場 重慶長江三峡博物館

朝、ホテル近くの中国銀行で両替。銀行のロビーにいる闇両替商から、1万円=800元のレートで両替をした。銀行よりレートがいい。 次にホテル内の「商務中心」で7日目の「武漢→済南」のエアチケットを購入。

小雨の中、歩いて近くの「朝天門広場」へ行った。ここは、長江と支流の嘉陵江が合流する場所。対岸や客船は濃霧でよく見えない。 重慶は霧の街なので、これが普通かもしれない。

嘉陵江沿いの重慶港近くの旅行社で、「長江三峡下り」について3社調べた。 結局、重慶発宜昌行き3泊4日コース、1等2人部屋、1,200元に決めた。 3箇所の下船観光と、宜昌市内までの送迎付き。 なお、2等4人部屋は、800元。

「重慶長江三峡博物館」は、昨年も訪れた所。あいにく改装中であり、360度スクリーンで、 三峡ダム建設前後の映像は、見ることができた。





磁器口1 磁器口2

バスで、「磁器口」へ行った。「嘉陵江」に面する水運の中心地として宋代から栄えた港。 明・清代の街並みが再現されており、大勢の観光客が買い物を楽しんでいた。
 




紅焼牛肉面 重慶港第3埠頭

重慶名物は、「火鍋」で、至る所に店がある。かつて食べたことがあるので、 今回は、「紅焼牛肉面」にした。予想以上に辛く、最初の一口は噴き出してしまった。 10元(125円)。汗をかきながら、時間をかけて半分食べるのがやっとだった。

夜7時に「重慶港第3埠頭」から、ケーブルカーで嘉陵江の桟橋に降りる。他の客船の通路を 通り、「江山8号」に乗船。





江山8号 重慶夜景

船内のロビーで、宿泊者カードにパスポート内容等を記入。乗船切符を渡し、3階の部屋のキーをもらう。
部屋には既に、湖南省から来た大学の国語の先生がいた。トイレ、シャワー、洗面所はあるが、狭いし古い。

夜9時出航。暖房もよくきかない。毛布1枚では寒く。衣類を着たまま寝た。









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