![]()
オリジナル清酒 |
店主買付ワイン |
日本酒 |
ワイン |
ビール |
オーダー方法 |
珍笑、妙笑(ニヤ・ニヤ)?仏蘭西葡萄酒買い付け紀行
シャトー・ラ・グラーブ ![]()
今日もボージュール。オスピタレとエレーヌの中間くらいの規模のシャトーである。地中海の沿岸、さすがに日射しは強く、これが葡萄の濃縮度をさらに高めてくれるのだそうだ。葡萄畑は小石混じりの土壌。それ故、シャトー・ラ・グラーヴ(石)と名付けた。ムッシュージャン・ピエールは、広々と広がる90haの彼の畑の真ん中に立って話した。醸造所にはいると、熟成タンクは、やはりコンクリート製。ステンレスタンクに比べ、外表面とタンク内の壁面の温度差が少なくて良いのだそうである。
11種類のワインのデギュスタシオン。ドメーヌ・ラ・グラーブのメルロー'96(ヴァン・ド・ペイ)は今までにない感じの赤で、樽の焼き方が強いのだろうか、味わいに中に、燻製香、煙の香りがあった。このシャトーのヴァン・ド・ペイは、Vin de Pays Des Hauts de Badensと表示され、通常のVin de Pay d'Ocの表示と異なる。ちょと他とは違うんだ、氏素性をより明確にしようという試みか。プリヴィレージュ・シャトー・ラ・グラーヴ白'92(a.c.ミネルボア)は樽熟させた、濃い黄金色の白ワインで、ちょっと塩味(ミネラル)も感じる。重厚な味わいですばらしい。同じくトリスタン・エ・ジュリアン・赤・'97/エクスプレシオン'95は、強いタンニンの影に甘みが感じられ、バランスがよい。プリヴィレージュ95赤は濃縮度の高い、長熟の秀逸なワイン。最後はコンフィデンス白'96、極甘はソーテルヌ、バルザック周辺だけと思っていたのだが、それらに負けない上質極甘白ワイン。葡萄品種はマカブとグルナッシュ。11月半ばの遅摘み。12ヶ月の樽熟。
木陰で昼食。アンチョビー(鰯の塩漬け)、フォアグラ、ロースト・ビーフ。嬉しくてたまらない。もう満足。フランスはいいなと思う。 (シャトー・ラ・グラーブ, a.c.ミネルボア編 文、写真:Masanao Nagasaki) |
|
オリジナル清酒 |
店主買付ワイン |
日本酒 |
ワイン |
ビール |
|
Copyright 1998 Liquor House Nagasaki |