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珍笑、妙笑(ニヤ・ニヤ)?仏蘭西葡萄酒買い付け紀行
カルカッソンヌの夜は更けて
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カルカッソンヌは、フランスとスペインの国境近く、ピレネー山脈の入り口にある、中世の城下街。カルカッソンヌを見ずして死ぬなという日光みたいなところ。今年、はじめて日光にも行ってしまったし、ここにも来てしまったから、人生そろそろ終わっもいいと言うことか。スコットランドのエジンバラ城よりも大きく、二重の城壁でその長さが合わせて3キロ。丘の上のシテ(La Cite)と呼ばれるその中には、カフェ、ホテル、お土産やさんが立ち並んでいる。私たちは、お城へ歩いて10分程度の、比較的新しいホテルに泊まりました。到着後、1時間の休憩。同室のギャルソン田中(今回のツアーで唯一の独身者。独身者は歳が幾つでも、ギャルソンと呼ぼう)と話し込んでしまって、時間を忘れ、ご一行様に大顰蹙。スンマセンの気分。
食後はシテの中を散歩するが良いというお奨めに、一人群から離れ、シテの奥に進む。なるほどフランス有名観光地だけあって、シテの中はたくさんの人・人。午後10時近くとなれば、おみやげやさんは、全店閉店。レストラン、カフェばかりが明るく、笑い声。15分も歩けば、お城の裏口、つづらおりになった道を下って、城外に出、新住宅街にはいる。カルカッソンヌ城を浮かび上がらせる照明が、あたりをもやった感じのオレンジ色に包む。狭い路地を歩く。時々、犬が跳びだしては来るが、吠えたりはしない。方向を見失わないように、建物と建物の間にお城を確認しながらホテルに向かう。小一時間の散策。
ホテルのバーで、先に帰ったムッシュー伊藤と、ヴィンテージポートを飲みながら歓談、その内にご一行様もお帰りなる。疲れ気味なのだろうマダム中山、マダム安見はお部屋へ、残りはバーに。ムッシュー小西が、食事をしたシテのカフェで食事代金が足りないと言われ、50フラン払ってきたという。「ちゃんと全額払ったわよ」「でも、・・・」てな会話があって、各自5フランほどを彼に払う。さすが、スペインとフランスの国境で生き抜いてきたカルカッソン人、大阪商人みたいに頑張るなと感嘆。東洋からのカルカッソンヌ語を全く話せないおのぼりさんが太刀打ちできるはずもない。段々仲間になる過程。総勢11人の旅なのです。
(カルカッソンヌの夜は更けて編 文、写真:Masanao Nagasaki) |
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