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惜桜小屋日記

2005年4月6日(水)


 小屋の森のふもとを巡る健康ウォーキングは、待ちに待ったウグイスの初音が聞けた上、繁殖期に入った雄キジのはばたきを写真に収めることもでき、枯れ野に咲くフクジュソウの輝くばかりの笑顔、笑顔【写真下右端】もたんのう。
 冬から目覚めたキタテハ【写真下左から二枚目】やモンシロチョウも、春の使者というよりずばり本隊がやって来たと思うくらい、あっちでもこっちでもヒラヒラ、フワフワ舞う姿が見られた。
 ウグイスは、まだホーケキョ ホーケキョとたどたどしいけれど、間をおかず繰り返す"発声練習"に、一生懸命さが伝わってくる。ホーホケキョの正調節が聞かれるのも間近い。
 それなのに警戒するケキョケキョケキョケキョと甲高い"谷渡り"はすでに一人前。命を守る術(すべ)だけは真っ先に見につけている。
 キジ【写真上】は、ケンケーンと鋭く鳴いたあとドドッと羽をふるわせる老鳥。昨年この辺りで主役をはった"桃太郎"(04年5月2日の日記参照)と思われるが、確証はない。丘陵地帯のあちこちからケンケーンの鳴き声が聞こえ、子育ての季節が近いことを告げている。
 この辺りの杉もいま花盛り。風が吹くとプワ〜ンと花粉が弾けるように舞い上がる。その量たるや半端ではない。アレルギー症の人にとってしばらくは、がまんがまんの耐える日が続きそうである。
 
 

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