惜桜小屋の森ササ原のノウサギの宴は、久々の森のトピックスとなったが、ノウサギについては今冬、これまでとちょっと様子が違うんじゃないかな、という兆候みたいなものはいくつかあった。
とにかく足跡が目についた。
冬季の運動不足解消のために買ったスノーシュウで、雪原を苦もなく歩きまわれたせいもあるけれど、森の中でも、ふもとの丘陵地でも
「おっ、絶滅の危機を心配してきたのに、意外にがんばってるな」
と感じる場面が多かった気がする。
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どんなに雪が積もっても、山でも畑でも、野原でもどんどん歩けるスノーシュウによって、行動範囲はぐんとひろまった。運動不足の解消にはもってこいの新兵器。
車のわだちのすぐ脇を里に向かっているノウサギの足跡。この20メートルほど下を中央道が通っている。林から300メートルほども離れたこんな場所で見たのは初めてのこと。
山畑の雪原に残されたノウサギの足跡。手前に進んでいる。スノーシュウでたどったけれど最後は雑木林に消えていった。
雪原につけられたユーモラスなノウサギの足跡。ことしの冬は、これまでになくたくさん見られた。
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