■SHARP X68000 XVI Compact風 外付けHDDケースの製作
先日、X68000風のWindows7パソコンが完成したので、OSをインストールして環境設定して使えるようになって満足していたのですが
地デジなどを録画するには内蔵のSSDでは容量不足で殆ど録画が出来ません。既にUSB3.0の外付けHDDを購入済みだったので
X68風Windowsパソコンの横に置いてみたのですが何か違う感じがしたので、ちょこっとだけ表面パネルを自作してみることに・・・
![]() SONY HD-D1 (1TB) USB3.0に対応した外付けハードディスクで、 |
元々、ブルーレイレコーダー用に購入した ハードディスクのケースのデザインが とてもシンプルで気に入っていたので、 今回のWindowsパソコン用にも追加購入しました。 |
![]() 数年前まで所有していたX68000 XVI Compactのデザインと 今回のハードディスクケースの横縦比率がソックリでした。 (オークションにて売ってしまったので現在は持っていません) |
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![]() 表のデザイン |
![]() 裏側はこんな感じ |
X68000 XVI Compact風のデザインならそのまま縮小して作れば完成しそうなので、ちゃちゃっと作ってしまいます。
(X68000カラーイメージユニット
CZ-6VT1も考えましたが、これだと横置きになってしまうので今回は却下しました。)
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▼外付けHDDケース用のX68000 XVI Compact風の表面パネルの製作開始▼
![]() 毎回定番の黒ベークライト板を利用します。 |
![]() フライス板を使って加工開始です。 |
![]() 3.5インチFDD風の部分も荒削りします。 |
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![]() 3.5インチFDD風のスリット加工をします。 |
![]() 失敗が許されない一発本番の加工です。 |
![]() 横幅をハードディスクケースに合わせます。 |
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![]() それなりに「XVI Compact」の表面が出来そうです。 |
![]() 裏側も加工しています。 |
![]() ドリルを使って細かい部分の穴あけが完了 |
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▼細かいパーツの製作▼
G.I.M.I.C用X68000風ケースと同じ加工をして表面のパーツを作ります。先ずはゲーム用ジョイパッド端子風から作ります。
![]() 端材のFRPを利用します。 |
![]() 先ずは大雑把にカットします。 |
![]() ヤスリを使って台形に加工します。 |
![]() 0.65mmドリルで9個穴あけ |
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![]() 端材のアルミ板で枠を作ります。 |
![]() 綺麗に周辺を囲うように曲げます |
![]() 手塗りで黒く塗装します。 |
![]() ICソケットピンを挿して完成です。 |
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次にキーボード&マウスの端子風のパーツを作ります。
G.I.M.I.Cケースの時もそうでしたが、この部分の完成度には満足できないものの、妥協しないと先に進まないので今回も同じ工程で作り上げます。
![]() キーボード&マウス端子に使うパーツ |
![]() 小さいソケットをカットします。 |
![]() 合体させて黒く塗装します。 |
![]() 丸い筒をアルミで巻いて合体させます。 |
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▼電源ボタンと音量調整ツマミ風の製作▼
実際に動作するワケではありませんが、電源スイッチと音量調節ツマミも、それっぽく作ってみます。
![]() タクトスイッチの先端だけ使います。 |
![]() フライス盤で溝加工をします。 |
![]() ユニレートを棒状に加工して・・・ |
![]() 合体させて研磨するとツマミになりました |
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![]() 手塗りで黒く塗装します。 |
![]() 電源スイッチ風には本物のスイッチを利用 |
![]() 接着剤でボタンとツマミを固定します。 |
![]() 試しにケース側に取付けしてみました。 |
音量調節ツマミ風は、ゴムのパイプに挿して固定してあるだけなので、ツマミを回転させることも可能です。
電源スイッチ風はタクトスイッチを利用しているので、押すとカチっと音がします。が、別に何か動作するワケではありません。
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▼3.5インチFDイジェクト風の突起物▼
フロッピーをイジェクトさせる部分を作らないと雰囲気が出ないようなので作ります。
![]() ユニレートを小さく細くします。 |
![]() 更に小さくカットして研磨します。 |
![]() ピンセットを使って接着剤で固定 |
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▼LEDの配線▼
当初の予定では表面に取付けるLEDはダミーで点灯させないつもりでしたが、HDDのアクセスランプがないと不便に感じたので、
SONYのハードディスクケースを分解してLEDの信号を取り出すことにしました。
![]() これがUSB3.0に対応した基板です。 |
![]() LED用のトランジスタ付近から配線を取出します |
![]() こんな感じに配線をしました。 |
ハードディスクケース内のチップLEDは点灯させたくなかったので、チップ抵抗を3個取外して点灯しないようにしています。(R11/R12/R13)
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![]() ケーブルの先端にコネクターを取付けます。 |
![]() 超音波カッターでHDDケースに穴を開けます。 |
![]() こんな感じに配線を出します。 |
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![]() 青色LEDの先端を2mmに加工して・・・ |
![]() 3個のLEDと抵抗を合体させてコネクタ化します。 |
![]() こんな感じに裏側に固定する予定です。 |
電源ON時は緑色に点灯するように配線をして、HDDアクセスランプは青色で点滅するようにしました。
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▼表面の文字入れ▼
今回、一番チャレンジしてみたかったのが文字入れです。最近はカッティングシートを利用することが多かったのですが、
細かい文字も再現してみたいので、今回はプラモデル製作で定番なデカールを利用してみたいと思います。
![]() CASIO ラベル印刷ソフトで文字配置を決定します。 |
![]() 先ずは試しにネームラントのラベルに印刷してみました。 |
![]() サイズや位置、文字フォントなどを検討中〜 |
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満足出来るサイズまで縮小して印刷が出来たので、
数年前に実験をして成功している「クリアデカール」をネームランドで利用する方法を実践してみたいと思います。
(ALPSのマイクロドライプリンタを利用しなくても、パソコンで作った特殊文字や絵柄などを白文字でデカールにすることが可能です)
![]() 数年前に購入済みのクリアデカール用紙を利用 |
![]() 細く切ったデカール用紙をネームランドに入れます。 |
今回利用したネームランドは、 PCラベルプリンターの「KL-E11」です。 (既に生産完了品) 使用したソフトは、 テープカートリッジに入っている |
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![]() こんな感じに文字が熱転写されました。 |
![]() 水に入れてデカール部分を分離させて・・・ |
![]() ピンセットで文字部分摘まんで準備をします。 |
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![]() マークセッターを利用して貼付けます。 |
![]() マークセッターを塗った上にデカールを置いて・・・ |
![]() 綿棒を使って余計な水分を取り除きます。 |
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▼塗装▼
塗装と言っても既に表面が黒くなっているので、トップコート(半光沢)を使って表面をコーディングしたいと思います。
ちなみに、毎回クルマ用の塗料を使っていますが、デカールが溶けてシワシワになっても困るので今回は模型店で売っている塗料を利用します。
![]() Mr.トップコートと、うすめ液を利用 |
![]() エアーブラシを利用するのでトップコートを薄めます。 |
![]() 乾くまでテカテカな表面ですが半光沢になります。 |
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![]() 乾いたら希望通りの半光沢な表面に・・ |
![]() 裏側に薄手の両面テープを貼付けます。 |
![]() LED用の配線をして貼り付けると完成です。 |
塗装の硬化を早めたくて温めたとこで表面が多少ボソボソしてしまったので、耐水ペーパーで研磨してからワックス掛けをして仕上げました。
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「ちゃちゃっと作ってしまいます。」と、言いながらも最終的には無駄に拘って時間を費やしてしまいました。
ただ、時間を費やしただけ完成度は高くなって満足しています。
![]() 前面から見るとこんな感じ |
![]() 細かい文字もそれなりに表現出来ました。 |
![]() フロッピー周辺も完成度が高く作れたと思います。(自己評価) |
![]() 単なる外付けHDDケースには見えません。 |
![]() パソコンと接続するとLEDが点灯したり点滅します。 |
![]() X68風パソコンと一緒に記念撮影 |
後から考えると・・・ G.I.M..I.C用ケースもクルマ用塗料に拘らず模型用にしておけばデーカルが利用できて、
細かい文字も再現出来たハズですが、今更遅いですね。 今後は用途に応じて使い分けをしたいと思います。
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■完成■
![]() これでパソコンの横に置いても違和感がなくて大満足です。 |
こんなデザインのケースが市販されていたら 数個購入して並べるだけでも価値がありそうですが・・・ ![]() ソニーの未改造HDD(HD-D1)と比較 (やっぱりX68はコンパクトになってもカッコ良いデザインです) 満足度★★★★☆ 毎回のことですが、今回製作したケースも「非売品」です。 |
数年後に、ちょこっと追加工作をしました。この続きはコチラをご覧ください。
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