いらっしゃいませ
Ver.16

2004/09/23

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福を呼ぶフクロウの絵手紙 笑顔しあわせ 福を呼ぶ

 ガラス戸を開けると、さっぱりとしたいかにも生き生きとした庭木が朝の光とともに、目に飛び込んできます。私は窓に寄りかかって、眺めながらとても嬉しい気持ちになります。
長い間
切らなければならない枝を残し、切ってはいけない枝を切ってしまったり・・・。この枝を切ると次の年はどのように芽が出てくるのか、どの枝を伸ばそうとか・・・。大事なことを全然知らずにそれなりの剪定をした結果、見るも哀れな植木になって

枝がからんで固まりのようになってそこが虫の住処になっていました。
まるで魔法に掛かったみたいに、すてきな枝振りに変えてくださったのは、長男の同級生のおじいさんでした。剪定を快く引き受けてやっていただけたのです。
 おじいさん、そして軽くて使いよい脚立を貸してくださったお隣さん。
「本当にありがとうございました。」
 見事に生まれ変わった松、梅、もみじ、そしてその下で咲いている花達も、初秋の青空から光をいっぱい浴びてそよ風に揺らいでいます。
 この夏は、特に暑かったせいか朝顔が今頃咲いています.。秋桜が風に揺れ秋への移り変わりを感じさせてくれます。
 私の住む近くに、「神明宮」という神社があります。「諏訪大社」のながれを組む、このお宮は、古くからこの部落の中心的な存在で、天照大神をまつり、旧「飯島村」の産土神として氏子衆から崇拝されてきたといいます。夫が子どもの頃は、集会場もお宮の境内にあったそうです。子ども達は学校から帰ると真っ先にこの境内に集まり暗くなるまで遊んでいたといいます。
 このお宮でも「御柱」が部落総出で行われました。古くからの伝統を受け継いで若者達が中心になりこの祭りを盛り上げます。それぞれの分担で、御柱を建てるための仕掛けを手際よく準備する若者達を眺めながら、頼もしさを感じていました。この場所に私の子ども達もいたらいいのにな・・・。
 この諏訪では各部落のお宮から槇のお宮、個人のお宅にあるほこらに至るまで「御柱」が立てられます。この諏訪に「御柱」が建てられる社はいくつくらい有るのかな・・・。何百・・・いや何千かな・・・・。
 この祭りが終わる頃には秋も深まって何か物寂しくなってきます。

ピーマンの絵手紙 輝きて 鮮やか
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