2015年7月16日(木) 天気   晴れ  気温   朝  ℃
 昼  ℃ 夕  ℃
出発宿 ウトロ
出発 8時00分 昼食  時  分 到着   時   分 到着宿 羅臼
本日の経路  ウトロ・・知床峠・・羅臼   66km
ウトロ漁港 ウトロの街並みを望む
岩尾別温泉分岐部 知床五湖への木道
知床五湖の内の一つ 生憎知床連山は雲に隠れていた
ウトロの民宿知床荘から知床峠へ向け出発 フロントサイドバッグを付けていよいよ知床峠へ挑む
知床峠への道沿いの野生イチゴ 知床峠への中間辺り。山の向こうはオホーツクの海
知床峠へあと一歩 知床峠 羅臼側は一面の霧
漸く登り切った知床峠 突然目の前に現れた国後島
柏瀬コメント
今回のツーリング最大の難所、獲得標高差1000m越えのため、サイドバッグを宿に預け知床五湖
へ。 登って来た知床峠への分岐を通過後、ダウンヒル。あっという間に海抜0mになり、再び
登りに。岩別温泉方面は地道が続いていた。更に登りが続き、傾斜が緩くなった頃、知床五湖
入り口に到着。世界遺産指定10周年記念の横断幕や、屋内のポスターも10周年のものが目立つ。
熊除けの木道を歩き、五胡の内1つを見て来る。知床の山々は雲に覆われ、上半分が見えない。
 宿へ戻り、サイドバッグを装着。峠へ取り掛かる前に近くの食堂で早目の昼食。走り出すと
荷物の重さで、明らかにスピードが落ちており、この調子では峠まで何時間位掛かるのだろう?
 森が続き何時樋熊が出てもおかしくない景色。時たま通過する車が途切れると静寂の世界。
心臓の鼓動が高まる。徐々に高度を増してオホーツクの海が見え始めて来たが、景色を愉しむ
余裕はなく、自転車に乗っている間隔が徐々に短くなって来た。幸い樋熊に遭遇することなく
最後の大きなカーブを回り峠に近付くと、雄大なオホーツク海が広がって来た。足元にはエゾ
スカシユリの群生、カーブの窪みには雪渓も見える。羅臼岳は霧で見えず。羅臼側は一転して
霧の中。冬の身支度で暫く下るが、寒いで身体が冷えて来る。寒さが和らぎ始めた頃、山合い
の向こうに国後島が大きく見えた。こんなにも近いのかと、改めて思う。更に下り続けて、
羅臼の街へ到着。高台の小さな公園で、羅臼魚港と国後島を見ながら、しばし休憩。
海岸町の今夜の宿は、「民宿熊の入った家」。名前の由来は、その昔家の中に熊が入り、冷蔵
庫の中身を食べて行ったとのこと、ビックリ仰天。