2000年5月14日・15日Steely Dan が3度目の来日を果たした、今回は、アメリカン・ツアー
に先駆けての来日である、国際フォーラムは、音響が良いことで評判のホ−ルだけに期待は大
きかった、そして実際、前回武道館、前々回代々木オリンピック・プールと比較しても音響面で
は一番良かったのでは無かったでしょうか。 開演時間から10分遅れで演奏が始ったRicky Lawsonのカウントで演奏が始まり少しながめのイ ントロで2人が登場、フェイゲンは黒のカッター、グレーのジャケット、黒のスラックスにスニ ーカー、ウォルターは黒っぽいカッターにタイ、黒いジャケットにジーンズ、スニーカー、フェ イゲンはステージ中央のローズの前に座り1曲目を歌い始める、なんと1曲目は「The Boston R ag」74年のライブ以来、リユニオン後初めて演奏された、ブラス、バッキング・コーラスが気持 ち良く期待のオープニングでした続いて2曲目はお約束の「Bodhisattva」ツアー・メンバーとし て初めて参加のJon Heringtonが始めソロを取り後半のソロをウォルターがソロを取る。曲が終わ るとフェイゲンが戯けた口調で「こんばんわ」と日本語で挨拶(3度目の余裕か?サービスか?) ちなみに15日は全て英語でした(だからどうした)。で、3曲目はこれ叉ライブ初登場の「Night By Night」3声のコーラスも良く、又、エンディングのアレンジが()良かったです。4曲目は、 新譜から「Janie Runaway」、クラシカルなピアノ・ソロのつなぎの後、「Josie」が始る、ダ ブル・べ−ドラのRicky Lawsonのドラム・ソロがフュ−チャ−されたアレンジは96年の来日の 時と同じでした、6曲目はこれも定番の「Black Friday」この曲でもJon Heringtonのギター・ ソロ、Ted Baker のピアノが良かった、次の「Daddy Don't Live In That N.Y.City No More」 では、ウォルターがリード・ヴォ−カルをとり曲の途中でメンバー紹介をする、ステージ左からソ ロを回す、フェイゲンがウォルターを紹介する時「アナウスメント、ウォルター・ベッカ−」と紹 介していて笑えた(14日)。続いて新譜から「Jack Of Speed」ここでフェイゲンはショルダーキ ーボードを持ち歌う、96年の来日の際は、ウォルターがヴォ−カルを取ったが新譜同様フェイゲン が歌う、フェイゲンの声を心配している人が沢山いましたが出ていました、問題ありません高音は昔 から得意では無かったですよね?この曲もブラスのリフが印象的でうなりましたが、会場のオーディ エンスの反応は圧倒されているのか、クールなのか?かなり不感症でした。15日の客席の反応は感じ ていました。フェイゲンに「Aja」「Hey 19」などと叫びリクエストをしている人もいましたがフェ イゲンに「これは私の人生だ」とチャンドラ−好きのフェイゲンの答えが良かった。(よくコンサート に行くと好きな曲を叫ぶ人がいるけど、大抵既にセット・リストが有りそれに添ってライブが進行され ている訳だからアーティスト側は「うるせ−な俺の選曲に文句あるか、今回その曲はリハして無いんだ よ!」なのです。今回のツアーではGauchoから1曲も演奏されていないから気持ちも解るけどね。 9曲目は、Ricky Lawsonのカウベルで演奏が始った「Do It Again」この曲でも演奏の後半、Ricky L awsonのドラムスがフュ−チャーしたアレンジが良かった(96年のアレンジと同)、そしてライブ前半 のラストの曲は新譜より「West Of Hollywood」Rickyのリズムが早かったそして、アルバムでその長 さが賛否両論だったティナーのソロだがソロの途中バックの演奏がブレイクしティナーだけになり再びバ ック演奏がつくアレンジがされていて余り長さを感じなかった、因にソロは来日急遽、Bob Sheppardか ら変わった96年のメンバーのAri Ambrose でした。 約1時間の前半の演奏が終わり20分の休憩、後半の1曲目は、フェイゲン、ウォルターを除くメンバーで ジャージーな曲が演奏されたフェイゲンの曲紹介でヘンリー・マンシ−ニの曲と解る。そして再び2人の 登場、12曲目は「The Royal Scam」イントロがリ・アレンジされて、強力なブラスが聴けた、この曲は 94年にインストで演奏されたがヴォ−カル付では初めて演奏された。96年は管が3本だったが今回は4管で 良かった、バッキング・ボーカルも96年は2人だったがやはり3人が正解ですよね。続いて定番の「Deacon Blues」今回もCornelius Bumpusが気持ち良いソロを聴かせてくれた。14曲目は、新譜から「Cousin Du pree」ブラス、バッキング・ヴォ−カルともリ・アレンジされていてソウルフルなナンバーになっていた、 ウォルターのソロも冴えていた。15曲目はウォルターがリードヴォ−カルを取り「Monkey In Your Soul」 が歌われた、96年の際「Jack Of Speed」は、はまっていたけどこの曲は歌詞を棒読みしてるようなそのヴォ ーカルは................... 他の曲を選曲して欲しかった。16曲目はファーストからの曲で「Dirty Work」フェイゲ ンのエレピで始まり14日は、Carolyn Leonhartがリード・ヴォ−カルを取り、15日は、Cynthia Calhounが リード・ヴォ−カルを取った、Cynthia Calhounのボーカルはソウル、ゴスペルぽくフェイゲンのプロデュ−ス で女性ソウル・シンガーのアルバムなんていうのも聴いてみたい気がした。16曲目は定番曲の「Peg」Tom Bar neyのチョッパーの音が大きく耳障りだった(PAの関係?)18曲目は「My Old School」Jon Heringtonが、 バクスタ−のフレーズを完璧に弾いていました、この曲はあのフレーズを変えたらMy OldSchoolでは無くなるか ら変えられないですよね。19曲目は「Kid Charlemagne」96年のライブ・アレンジで演奏されこれでライブは終了。 アンコールは94年と同じ「Don't Take Me Alive 」「FM」した。構成も「FM」の後半に2人が消えていくというパ ターンでした。 15日開演前、7時5分位までPAの所にRicky Lawsonがいました、流石一流ミュージシャンは余裕です。 15日のアンコールはFMのみでDon't Take Me Alive は演奏されませんでした、開演時間が遅かったせいか? 「これは私の人生だ」のせいか? |
1994年4月15日(金) 7:00 大阪城ホール
1994年4月16日(土) 6:30 名古屋市民会館
1994年4月17日(日) 6:30 東京ベイNKホール(追加公演)
1994年4月19日(火) 7:00 代々木第一体育館
1994年4月20日(水) 7:00 代々木第一体育館
1994年4月21日(木) 7:00 代々木第一体育館
1994年4月23日(土) 6:30 福岡市民会館
1994年4月24日(日) 6:00 福岡市民会館
Live Personnel
Vocal,Key : Donald Fagen
Guitar , Vocal : Walter Becker
Bass : Tom Barney
Key : Warren Bernhardt
Drums : Peter Eeskine
Guitar : Drew Zingg
Vibes, Percussion : Bill Ware
T.Sax : Cornelius Bumpus
T.Sax , A.Sax : Chris Potter
T.Sax , S.Sax : Bob Sheppard
Background Vocals : Diane Garisto and Catherine Russell and Brenda White-King
下記リストは、94年のN.K.Bay Hallのリストです。多分、正解だとは思いますが、間違いを御存知の方は、是非メール頂ければ幸いです。
私は、正確に曲を覚えていません(泣ける!)
Live Number
私は、1994年4月19日(火) 7:00 代々木第一体育館に出かけました。
The Royal Scam - Bad Sneaker - Aja (Overture 「No Vocal」)
Green Earrings
Bodhisatava
I.G.Y. (Fegen Solo)
Josis
Hey Nineteen
Book Of Liars (Becker Solo)
Chain Lightning
Member Intro
Green Flower Street (Fegen Solo)
Home At Last
Black Friday
---Introduction---
Deacon Blues
Babylon Sisters
Reeling In The Years
Fall Of '92 (Becker Solo)
Peg
Third World Man
Teahouse On The Tracks (Fegen Solo)
----Encores----
My Old School
F.M.
1994年4月16日(土) 6:30 名古屋市民会館のチケットも手には入ったのですが仕事が入ってしまい行けず。代々木でのライブでは、エンジンアのRogerNicholsさんが来ていたのに管楽器のバランスが悪かったと思われました。大きな会場だからしかたないのかな?、しかし、目の前でSTEELY DANを見ることなんか一生無いと思っていたから本当に感動でした。恥ずかしながら、かなりミーハーになってしまい興奮してしまいました。
1996年公演日程
1996年10月08日 (火) 武道館
1996年10月09日 (水) 武道館
1996年10月11日 (金) 福岡サンパレス
1996年10月12日 (土)名古屋センチェリー・ホール
1996年10月13日 (日) 大阪キャステル・ホール
残念ながら私、96年のこの公演を見れませんでした、下記リストは、96年のアメリカ公演のリストです。( True Companionは、プレーされていないようです。)
Live Personnel
Vocal,Key : Donald Fagen
Guitar , Vocal : Walter Becker
Bass : Tom Barney
Piano and Keyboards : John Beasley
Drums : Ricky Lawson
Guitar : Wayne Krantz
Saxophone : Cornelius Bumpus
Trumpet : Michael Leonhart
Saxophone : Ari Ambrose
BackgroundVocals : Michelle Wiley and Carolyn Leonhart
Live Number
Aja / Babylon Sisters / Black Friday / Bodhisattva / Chain Lightning / Countermoon / Deacon Blues / The Fall of '92 / FM / Green Earrings / Green Flower Street / Hey Nineteen / Josie / Kid Charlemagne / My Old School / Peg
Reelin' In The Years / Sign In Stranger / Teahouse on the Tracks / Third World Man / Tomorrow's Girls / True Companion
山下様よりメール頂きました。ありがとうございました。 98/1/3
96年10月9日、武道館1曲目は、Do It Agen ,True Companionはプレーされず、アンコールは、 My Old Schoolだったとの事です。
Thanks ! Yamashita
原尻様よりメール頂きました。ありがとうございました。 98/1/11
なんと96年10月8日、武道館公演の生録テープをお持ちとのこと、大変嬉しいことで直ぐ送っていただき ( 大変、感謝致しています )正確な当日行われたナンバー、ライブの様子が解りました。下記はそのレポートです。
Special Thanks to Harajiri
1996年10月8日 日本武道館
Live Number
Do It Again
Bad Snekers
Josie
Hey Ninteen
Jack of Speed ( New Song )
I.G.Y ( Fagen Solo )
Babylon Sisters
---Introduction---
Green Earrings
Rikki Don't Lose That Number
Green Flower Street ( Fagen Solo )
Peg
East St.Louis Toodle-oo
Gramour Profesion
My Waterloo ( Becker Solo )
Chain Lighting
Deacon Blues
Black Cow
Home At Last
Kid Charlemagne
----Encores----
Don't Take Me Alive
My Old School
いゃー素晴らしいライブ(テープを聴いて)でした。前回の日本公演で演奏されてない曲が何曲も聞けました。
ライブはフェイゲンがやりたくないと言っていた「Do It Again」のニュー・アレンジから始まります、2曲目はこれまたライブでは初めて聴く「Bad Sneakers 」、3曲目は「Josie」Ricky Lawson のごきげんなソロが聴けます(発売された Live In America では、Dennis Chambers のドラムで聞けます)、前回来日のPeter Eeskineも良かったのですが、Rickyの方がよりタイトでスティーリー・ダンのサウンドに合っているのでは?と思いました。4曲目は、なんとSteely Dan の「次のアルバムの曲です」と紹介された曲 「Jack of Speed 」です。9曲目の「リッキーの電話番号」も日本では初めてプレーされました、12曲目はなんとEast St. Louis Toodle-oo です、アルバム「Pretzel Logic 」でプレーされたデューク・エリントンの曲です意外な選曲で会場では「ウオォー」という歓声が上がりました。プレーもご機嫌でした、この頃、彼らはライブにも慣れ余裕でライブを楽しんでやっていたのでは、と思える選曲、プレーが楽しめました。次の曲は「Gaucho」から「Glamour Profession 」でした、この曲も日本では初です。ベッカーのソロの曲の後「Chain Lightning 」は前回のライブでもプレーされましたが新しいアレンジになっていて、ブラス3人のソロとギター・ソロが大きくフューチャーされていてエキサイティングでした、次の曲の「Decon Blues 」では、John Beasley (Key) の素晴らしく華麗なソロを聴かせてくれました、次の「Black Cow 」もライブで初めてプレーされました。「Kid Charlemagne」は、発売された Live In Americaでも聞けましたが、日本では初めてプレーされました、間奏に入ってから短いブレイクがあるアレンジは Live In Americaと同じでした、Wayne Krantz(g) のソロ、良かったです。そして、アンコールでは、アルバム「Royal Scam 」から「Don't Take Me Alive」がプレーされました、印象的な前奏のディストーション・ギターが会場を盛り上げます、そして「My Old School」で素晴らしいライブが終演します。
最後にフェイゲンが「See You Next Time !」と言いステージをあとにしました。
テープを聴かせていただいて改めてこの公演を直接会場で聞けなかったことを非常に残念に思っています、本当に素晴らしいライブでした。1994年初来日より良かったと原尻さんも申しておりました、会場も代々木(大きすぎます)でなく武道館で音も良かったそうです、私は行けませんでした(泣ける!)
細貝様よりメール頂きました。ありがとうございました。 98/3/28
96年の10月12日の名古屋公演を見に行ったのですが基本的には同年の武道館公演と同じでしたよ。ただ地方公演ゆえか、アンコールは「マイ・オールド・スクール」のみでしたが。ぼくは「ドント.テイク・ミー・アライヴ」が大好きなのでぜひ演ってもらいたかったのですが・・・・・。
あと特筆するとすれば「ブラック・カウ」の時、フェイゲンのハンド・キーボードの調子が悪かったらしく唄い出だしのタイミングが掴めずやたらとイントロが長引いたことぐらいでしょうか。
Special Thanks to Hosogai
輝川様よりメール頂きました。ありがとうございました。 98/11/13
アメリカ公演のレポートです。 Special Thanks to Terukawa
私が見ましたのは、1996年8月4日 -- Target Center --(大阪城ホール位のクラスのホールで、同州でも一番大きいホールです),Minneapolis, Minnesotaでのコンサートでした。
基本的に、白人の多い地域であるため、観客はほとんどが白人でした。でも、他のコンサートよりも、若干、黒人も多かったと思います。ほぼ満席状態で、年令層もリアルタイムで聞いたであろうファンから、まだ学生くらいの若いファンと結構広く、これも日本公演と同じような年齢層でした。
ただし、全く違ったのは、雰囲気でした。 びっくりしました。 もちろん、ノリは日本人よりも良いのでかなり盛り上がっていたのはそれなりに予想できた事なので良かったのですが、それよりも公演が始まって、あたりが薄暗くなって暫く経つと、そこらじゅうからオレンジ色の弱い光がぽつぽつと.......... 。もちろんタバコでは無く、ぱっぱ を吸うけむりがそこら中からもうもうと立ちこめて、霧がかかったようになって。 まあ、日本じゃ考えられないな〜、と感動(?)しきりでした :)
Steely Danは、アメリカでも根強いファンが多いようで、たしか、「Alive in America」のCDのテレビコマーシャルも見たような記憶があります。(結構珍しいことです。) FMラジオでも古い曲(Kety Liedのあたり)を中心に良く流れてました。 お金が無くて買えなかったのですが、「Gaucho」「Aja」のデジタル・リマスター盤(何故か知らなのですが、一枚35ドルくらいしていたので。ちなみに普通のCDなら10〜15ドル)も再発売されてまして、人気があるのだな〜と思いました。
他には、日本で前に見たコンサート同様、間に20分程の休憩が有りました。あと、残念ながら、曲目はもうハッキリと覚えていませんが、2 . 3 曲つぎの新しいアルバムに入るであろう曲も有りました。(一体、いつ出してくれるのかしら......... 。)パンフレットは、何故か売って無かったので持っておりません。ちなみにコンサートのTicketは、35ドルでした。