直径 (π) 高さ (H) 重さ (W) 容量 (CC)
 碗 83π 63mm 131g 160cc
 皿 147π 28mm 225g ---


十一代大和松雁
萩焼

仄かに天渕辺りから青釉薬が垂れているのがお解かりでしょうか。いかにも「萩」優しさと、落ち着き、清楚であって品格に満ち溢れています。



茶人が好むのは殆どの作に絵付けが無い事、貫入、茶慣れです。
1300°前後で焼成するb器〜Stonewareストーンウェアなので、手触りの感触も優しく、軽い特徴があります。

萩焼の特徴である貫入に染込んだ茶渋のタンニンが長年をかけ表面まで現れる現象を「茶慣れ」と呼び、(萩の七化け)珍重されています。これは陶土形成後に最後に「化粧掛け」を行うからとされています。

化粧掛けとは性質の違う陶土を混ぜたミルク状の液体を掛ける事です。「大道土」「三島土」「金峯つち」(みたけつち)などの陶土で出来た原型に更に化粧掛けを施す訳です。



表面は各陶土の性質から粒も光反射も違う妙が生じます、その表面に茶渋のタンニンが滲み出てくると、何とも言えない趣の風合いとなる訳です。

「うちの父は唐津焼をお茶を入れた鍋で煮ていた」とはどこかで述べましたが、長年待てない気持ちは何だか判るような気がしてきました。反則行為なんでしょうか?