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直径 (π) |
高さ (H) |
重さ (W) |
容量 (CC) |
碗 |
74π |
74mm |
82g |
140cc |
皿 |
145π |
23mm |
155g |
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オリエンタルブルー高台
深川製磁
深川製磁は明治の頃より海外博覧会等で最高の賞を獲得してきた、西の「深川」東の「大倉」とも称される宮内省御用達窯。家には「牡丹ミル」の皿と「侘助椿」のカップがありましたので馴染み深いメーカーです。
上絵付けなので前記の大倉の岡染めよりもキッチリと鮮やかに発色しているのがお解かりでしょうか。素晴らしいブルーですね。
クリスマスローズの花はややうつむき加減に咲きますよね、カップには見事に控えめな様子が描かれて、ソーサーもやはりそんな感じです。葉や花の白抜き表現でキリッと締まった印象を受けます。
あくまでも私個人の我侭な意見でしょうが、柿右衛門に通じる自信とプライドを仄かに感じます。呉須の白抜きでそう感じてしまいました。「末永くお使い下さいませ」と言う責任が滲み出ている作品です。この品は現在絶品となっています。
さてさて
ローズ、ポピー、花ニラ、ときてこのクリスマスローズにて「花」の段を終わります、段毎に色んなカップと作風があるものですねえ、テキストを書いていて改めて陶磁器の魅力と奥深さに感慨深く頷いたり、新発見したりであります。 |
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