直径 (π) 高さ (H) 重さ (W) 容量 (CC)
 碗 105π 62mm 139g 180cc
 皿 164π 26mm 257g ---


江口天童  金彩藤
伝統工芸士 有田焼

この碗の凄さは絵柄部分は浮き出し型加工(一珍かも)で、バックのエンボス部分よりも浮き出ております。且つ、青葉は染め付け、緑葉と藤の花は絵付なのです。、しかもバックエンボスは金彩加工です。金蘭手の極意ここに有り!(一珍)柔らかい陶土を乗貼工法



葉の青色は染め付けによって濃淡表現を可能とし、緑葉、藤の花は絵付けムラで表現されております。
ここからです!

緑葉は(左側)絵付けにもかかわらず、青葉の呉須濃淡と遜色の無い濃淡表現を実現しています!緑葉(右側)は葉先に黄色を入れて滲み表現されています。



藤色の花は絵付けによるムラ表現、白藤花の発色も素晴らしいです。江口天道の物凄さがお解かり頂けたでしょうか。溜息が出てしまう美しい作品です。まるで『金襴どんすで着飾った花魁』



江戸時代の若旦那が
「おらあ、花魁に10両も使っちまった」
「わーっはっはっはっは」

とでも聞こえて来そうな、美しい花魁には10両ごとき惜しくも無い豪快で綺麗な作品であります。