高野昭阿弥

高野昭阿弥 　　色絵ペイズリー珈琲碗皿
京焼

如何にも京焼の優雅と品に包み込まれた作品ですね。カップ見込みの染め付けが見事であります。春の芽吹きの野を散歩しているようですねえ。

青とオレンジが染付けですね、その後の透明釉薬がお解かりでしょうか、中央オレンジの部分が鈍く光っていますが、青とオレンジ色は平坦です。黄色・水色・緑は絵付けですね。こんもりと盛り上がっています。

最後にペイズリーの金彩を施してあります、マクロで見ると金彩もこんな感じなんですねえ、いつも光っているので遠目にはキラキラですよね。

絵付けの色毎に焼入れをしているはずなので絵付けも、焼きいれも大変手の込んだ日数のかかる作品です。