直径 (π) 高さ (H) 重さ (W) 容量 (CC)
 碗 75π 70mm 85g 130cc
  168π/138π 15mm/23mm 198g/123g ---/70cc


百木春夫  リミテッドエディション
大倉陶園

「燭光に映える器」私はそう呼びます。大蔵の白はややパールを帯びた純白。或る日の夕刻陽が落ち翳り出した室内のうす暗い中、コレクションラックに目をやると、上段の白磁だけが映えていました。



ドキリとしました。錦も光がなければくすんでしまいます。大蔵の白磁は2燭光位でも映えてとてもとても美しいのです。OAC陶印はオークラアートチャイナの略。



森村グループ(ノリタケ、TOTO、日本碍子など)の一員。
大蔵陶園の一デザイナーだった百木春夫、やがて彼は代表取締役へと上り詰めます。彼の美意識、品格、に感服させられる器であります。



大蔵と言えば「ブルーローズ」

しかし私は夢物語を完成させたようなこの器を最初に語るでしょう。絵付けを排除し高台と持ち手の金彩の広い面積。対しヘアー線、縁金彩の細い線。カップ腰とソーサー見込みのエンボス。これが百木春夫のアートなのでしょう。