直径 (π) 高さ (H) 重さ (W) 容量 (CC)
 碗 78π 61mm 106g 140cc
 皿 135π 24mm 153g ---


十三代酒井田柿右衛門  錦牡丹文
人間国宝 有田焼 工房作

腰線(高台に引く線)ヘアー線(さらに内側の線)の赤い2重線が柿右衛門の特徴です。特殊な筆で0.5ミリ程の線を同じ細さで手作業で行うそうです。



白磁の面には古いオールドノリタケにはよく見られポツ(焼き入れムラの点)も見当たりません。柿右衛門窯の陶工の技術の高さに感服します。薪窯の温度の調整も、灰かぶり、樹液の飛びも計算しつくされたこしらえであります。濁手とは全く違う「白」で工房作は青色がかっています。



このカップは左持ち手に置いたときに紋様が正面に来ます。つまり左利き専用珈琲カップです。絵付けの時にこれだけ間違ったのか、そもそもそう作ったのか謎です。



普通は右、左兼用ですよね、不思議で仕方ありません。ちなみに柿右衛門窯では本人作を「作品」工房作を「製品」と呼びます。