直径 (π) 高さ (H) 重さ (W) 容量 (CC)
 碗 62π 60mm 86g 92cc
 皿 128π 30mm 127g 120cc


滝口和男 条中の日

京焼 初期作品

銘の「日」を探しても、カップ、ソーサーの何処にも見当たりません。次第に、日はカップそのものではないかな?と作品と向き合います。セパレートにこしらえた作風の狙いは鑑賞者の想像をくすぐります。



スポットをカップに向けてみます。半艶のソーサーに透明釉薬を被るカップが明るく浮かびます。



【見込み】




カップ外よりも、内側の方が変化に富み、味があります。とても驚きました。普段は見えないですよね。



【ソーサー】




陶器であるのに、竹編みに見えてくる四角は条中の区割りでしょうか?やや暗く、カップが引き立つように彩色されています。青釉薬が一本真下に垂れて上部と下部の彩度が違いますね。


小物置物を得意とする滝口氏の作品は、女性ファンが多く、人気の作家さんです。動物、野菜、からパソコンまで幅の広いモチーフですが
初期の珈琲碗は数が少ないです。