直径 (π) 高さ (H) 重さ (W) 容量 (CC)
 碗 72π 63mm 124g 100cc
 皿 139π 23mm 165g


五代 市川光春 色鍋島珈琲碗

鍋島御庭焼

1675年、有田より陶工を呼び、伊万里、大川内に窯が開きます。鍋島藩の御用窯であり、作品は諸大名への献上品でした。色鍋島、染鍋島、鍋島青磁に大別され、関所を設け、技術は門外不出とされておりました。



【ソーサー表】



「喋」は古い有田、鍋島に多く採用された、目出度い柄。一つとして同じ柄は無く、微妙に配置や模様を筆先で変えるのも古い絵師の特徴でありました。



【UP画像】




廃藩置県の後、杏葉紋を使う事が許された唯一の窯が「御庭焼」です。昔の有田焼の薄手の素地は、「三川内」「大川内」で作られ、絵付けのみを有田で行う場合もありました。



【箱書き】



色鍋島. 珈琲碗. 鍋島御庭焼. 光春作



「色鍋島」???
呉須絵付けではないのかな?との思いで、SHOPにメールしたところ。ご丁寧にも調べて下さいました。昔、SHOPの方が直接窯元で買い上げなさった品で。光春さん本人に電話して頂きました。

光春さん曰く。
「染鍋島」のところ、最近「色鍋島」と書く場合が多いので、間違えました。喋は縁起の良い柄で、この珈琲碗は数が無く希少なものですよ。

エラー物のコインは価値が上がるそうですが、焼き物も…w。
そういえば、金城次郎氏も箱書きにコーヒ碗と書いたり、売り出し価格がボールペンで読めたり…。作者の気取らぬ優しが箱書きに出ていました。